本宮ことは『花に嵐の喩えもあれど 魍魎の都』

X文庫ホワイトハート2008年5月新刊(発売日5月2日)の本宮ことは『花に嵐の喩えもあれど 魍魎の都』は、平安退魔「魍魎の都」シリーズ外伝第二弾。頼光四天王の一人、碓井貞通が主役です。

忘れがたし花の名の姫君。
魔に逢っては魔を切る!
平安妖異聞。若武者・貞通の初恋譚。
将門の忘れ形見の姫と頼光四天王の恋の結末は!?

979年皐月、花匂う平安の都は夏の訪れを迎えていた。気の早い忘れ草が咲き誇る諾子の邸を訪れた頼光四天王の1人、碓井貞通が花を所望する。「忘れたい恋の思い出でもあるの?」と、興味津々に訊ねる諾子と則光に、貞通は静かに昔を語り始めた。彼女の名は百合姫――花の名を持つ娘は、貞通の初恋の姫であり、彼がその手で殺めた女だった。将門の忘れ形見と若武者・貞通の恋の思い出とは......。

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