最近のライトノベルは……という記事から、ライトノベルレーベルの表紙絵の話題が盛り上がっています。
イラストが劣化したか、没個性なのかについては、言及を避けます。文章に流行があるように、絵にも流行があるので、「今の流行」が嫌いな人だと「劣化した」と見るでしょうし、見慣れてないと「どれ見ても同じ」に見えるでしょう。
「平和の温故知新@はてな」でそういえば、少女向けレーベルはどうなんだろう?
と書かれてるし、「Something Orange」でまた、基本的に女性向けと思われるコバルト文庫などは除きました
とあるので、少女向けレーベルの傾向を見てみます。
少年向けレーベルにいくつか見られた「白背景+女の子ピン立ち」が皆無です。ほとんどが「背景あり+主人公+その巻のメインのような人」。例外は『王宮ロマンス革命 夢恋う少年に響く都の歌』『ラブ★コン 恋する乙女は止まらんで編』『ふわふわの兄貴』が女の子1人ってところ。いや、『ふわふわの兄貴』はちゃんと兄貴が入ってたから女の子ピン立ちは2冊か。しかも背景は白ではありません。
意外と女子率が高いのも特徴。少年向けレーベルだと主人公そっちのけでヒロインだけ、ってのをよく見ますが、そういうのはまずありません。主役級が男ばかりの『貴族探偵エドワード 琥珀の扉をひらくもの』と『空色のイシュラ やさしい獣と月のない国』『封印 姉崎探偵事務所』『封縛師-あなたのお名前、封じます』が、女の子なしイラストです。ボーイズラブは男ばかり表紙がほとんどですが、表紙にいるのは二人以上で、一人だけというのはまず見ません。
王宮ロマンス革命の夢恋う~の表紙の人物は男の子じゃないんですか?