ルルル文庫は創刊ラインナップで『パイレーティカ 女海賊アートの冒険(上)』を、7月にはその下巻を出すように、毎月1冊ずつ海外小説の翻訳を出していく予定です。
8月には『ウイッシングムーン(仮)』。『Wishing Moon』の翻訳。「アラジンと魔法のランプ」をモチーフにしたアラビアンファンタジー。9月には『オベニュウティン(仮)』。『Obernewtyn』の翻訳で、近未来超能力ファンタジーのよう。魔法螺の乱毒ファンタジーにレビューがあります
秋以降には『エノーラホームズの事件簿(仮)』『サークルマジック(仮)』(全4巻予定)が予定されています。
『エノーラホームズの事件簿(仮)』は「ホームズの妹」を主人公とした探偵もの。原著『An Enola Holmes Mystery』は『The Case of the Missing Marquess』、『The Case of the Left-Handed Lady』が発売され、『The Case of the Missing Marquess』が11月発売予定。『The Case of the Missing Marquess』はアメリカ探偵作家協会のエドガー賞児童図書部門にノミネートされていました(受賞は逃しましたが)。著者ナンシー・スプリンガーはハヤカワ文庫で翻訳された「アイルの書」5部作の著者としてのイメージが強いのですが、エドガー賞ヤングアダルト小説部門と児童図書部門を別の作品で一度ずつ取ってます。
『サークルマジック(仮)』はタモラ・ピアスの『Circle of Magic』4部作、『Sandry's Book』『Tris's Book』『Daja's Book』『Briar's Book』の翻訳。『サークル・オブ・マジック』ではないのは同名の翻訳小説があるからかな?
(情報源:ルルル文庫公式サイト)