少女向けライトノベル文庫レーベルから出ている多くの作品は題名にナンバリングがなされていないことが多く、どの順番に読めばいいのかわからないことが往々にしてあります。私の記憶では、ウィングス文庫から出ているものと、津守時生の著作、炎の蜃気楼、英国妖異譚、流血女神伝の各篇ぐらいでしょうか。
多くは『シリーズタイトル 各巻タイトル』(あるいは『各巻タイトル シリーズタイトル』)になっています。しかし、シリーズタイトルが書籍タイトルに入っていないことがままあります。
2007年に最新刊が出たシリーズタイトルが書籍タイトルに入っていないものを紹介します。
「オペラ」シリーズ
『オペラ・エテルニタ 世界は永遠を歌う (角川ビーンズ文庫)』が第1巻のビーンズ文庫刊行のファンタジーシリーズです。完結間近。書籍タイトルは『オペラ・○○○○○ (サブタイトル)』という形式。
「身代わり伯爵」シリーズ
『身代わり伯爵の冒険』が第1巻のビーンズ文庫刊行のファンタジーシリーズです。書籍タイトルは『身代わり伯爵の○○』という形式。
「少年伯爵」シリーズ
『少年伯爵は月夜に目覚める』が第1巻のビーンズ文庫刊行のヴァンパイアシリーズです。書籍タイトルは『少年伯爵は月○に××』という形式。
「お狐サマ」シリーズ
『お狐サマの言うとおりッ!』が第1巻のB's-LOG文庫刊行の和風ファンタジーシリーズです。書籍タイトルは『お狐サマの××××ッ!』という形式。
「乙龍」シリーズ
『乙女は龍を導く!』が第1巻のコバルト文庫刊行のファンタジーシリーズです。書籍タイトルは『乙女は龍を○○○!』という形式。
「吸血鬼」シリーズ
『吸血鬼はお年ごろ』が第1巻のコバルト文庫刊行のヴァンパイア長寿シリーズです。書籍タイトルはどこかに「吸血鬼」が入ります。ただし赤川次郎は他のレーベルからも「吸血鬼」をタイトルに含む作品(シリーズ外)を出しているので注意。
「まるマ」シリーズ
『今日からマのつく自由業!』が第1巻になるビーンズ文庫の三本柱の一つです。シリーズの多くのタイトルが『×××マのつく○○○!』となっています。短編集は『×××マのつく○○○!?』。残念ながら例外があって、外伝の『今日からマ王!?』と、シリーズ裏話的位置づけの『お嬢様とは仮の姿!』がそう。
「アダルシャン」シリーズ
『アダルシャンの花嫁』が第1巻のビーンズ文庫刊行のファンタジーシリーズです。完結済。書籍タイトルは『○○○○○の××』という形式。「○○○○○」はカタカナで、「××」は漢字です。
「魔王」シリーズ
『王子に捧げる竜退治』が第1巻のコバルト文庫刊行のファンタジーシリーズです。書籍タイトルは『○○に捧げる×××』という形式。
シリーズ名不明
『黄金の剣は夢を見る』が第1巻のルルル文庫の現代ファンタジーシリーズです。書籍タイトルの法則性は見出せませんでした。