一迅社文庫2008年7月新刊(発売日7月19日)の萩原麻里『暗く、深い、夜の泉』は、X文庫ホワイトハートで刊行された『暗く、深い、夜の泉。―蛇々哩姫』の復刊です。
自動車事故で父親を亡くした「佐原左記子」は、転入先の全寮制の谷津柱高校で、ある規則を耳にする。
"この地に伝わる怪談を口にしてはならない"
そう語る理事長の娘「倉宮凪」の忠告に関わらず、偶然か必然か左記子は「タタリ姫」伝承の影に引き込まれ、周囲に不穏な事件が頻発していく。なぜ左記子が......その秘密に気づいたとき、恐ろしい事実が......。萩原麻里の幻の学園ダークファンタジー、満を持してここに復活。