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読んだ本: 2006年6月 Archive
2006年6月第4週読了報告
今週の読了報告です。発売から1年以上たってる本を掘り返すような週でした。
まずは『マリア様がみてる』シリーズから2冊。
マリア様がみてる 妹オーディション
おおかたのあらすじ(つまり、祐巳の妹選びはまだ引っ張る)はとっくに知ってたのですが、それでも「うまいなあ」とうならせるものがあります。でもほとんど確定、あとは自覚の問題ですか?
hReview by Stella , 2006/06/25

- マリア様がみてる ―妹(スール)オーディション
- 今野 緒雪 ひびき 玲音
- 集英社 2005-04-01
マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ
黄・白・紅の三薔薇姉妹に焦点を当てた短編集。『妹オーディション』で初登場の有馬菜々ちゃんがいいキャラでした。紅薔薇姉妹はまたなんか波乱の予感がありそうで。黄と紅にはさまれた白薔薇姉妹の話がちょっと弱いなあ。
hReview by Stella , 2006/06/25

- マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ
- 今野 緒雪 ひびき 玲音
- 集英社 2005-07-01
新書は3冊。
なぜ「耐震偽装問題」は起きるのか
姉歯元建築士の偽証が明らかになった今となっては一般論だらけだなあ。
hReview by Stella , 2006/06/25

- なぜ「耐震偽装問題」は起きるのか
- 長嶋 修
- 講談社 2005-12-27
99・9%は仮説
伝えたいことは一行にまとまるぐらいシンプルなことなんですが、それが一冊になってしまうあたりは脱帽。
hReview by Stella , 2006/06/25

- 99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方
- 竹内 薫
- 光文社 2006-02-16
魔法ファンタジーの世界
わりと誰でも知ってる児童文学から話題をはじめて、魔法の取り扱い、絶対悪の話、そして伝承文学と創作ファンタジーの話とどんどんディープになってく構成です。ライトノベル愛読者は冒頭で煽ってるので注意。「しかえし」と「こらしめ」の話は、著者の危機感よくあらわれてます。
hReview by Stella , 2006/06/25

- 魔法ファンタジーの世界
- 脇 明子
- 岩波書店 2006-05
光文社ペーパーバックスから2冊。
内側から見た富士通「成果主義」の崩壊
先日うだうだと書いたきっかけになったのはこの本。私の友人には富士通社員、元社員が何人かいるわけで……。この本から2年たってるので、どう変わったんでしょう。
hReview by Stella , 2006/06/25

- 内側から見た富士通「成果主義」の崩壊
- 城 繁幸
- 光文社 2004-07-23
クッキング英会話
英文でアメリカの日常的な家庭料理を紹介し、和訳と比較して英語を覚えよう、という趣旨の本。家庭料理といっても“Peanut butter and jelly sandwich”が平気で載ってますけどね。recipeが「レセピ」になってたり、やっぱりカタカナ+英単語のうざさが払拭されてるわけじゃないです。アメリカ食生活事情はおもしろい。
hReview by Stella , 2006/06/25

- クッキング英会話
- ジョアン・タップリン
- 光文社 2003-07-05
ハードカバーノンフィクションが1冊。
潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影
この本が書かれてから新しい物流センターができました。Amazonの秘密主義(サイトの不具合があったときでも秘密主義。Amazonアソシエイトの支払いに手違いがあっても秘密主義!)を突破はできてなかったですが、一般論としてのアルバイトと正社員の格差、正社員の中にも階層化がおきている、という労働問題の視点からでは興味深い内容でした。
hReview by Stella , 2006/06/25

- 潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの光と影―躍進するIT企業・階層化する労働現場
- 横田 増生
- 情報センター出版局 2005-04
ソフトカバー実用書が2冊。
重曹・酢・石けんでナチュラルおそうじ
はじめてこの手の本を読む人にはそれほど悪くはないんですが、ナチュラル掃除本はいくつか持っててそれなりに実践してたりすると内容がかぶってて目新しさはなかったです。あと、寄せ集め感が……。
hReview by Stella , 2006/06/25

- 重曹・酢・石けんでナチュラルおそうじ―家じゅうキレイ!
- 佐光 紀子
- 扶桑社 2004-10
イギリス料理のおいしいテクニック
「まずい」「粗食」「イギリスが植民地支配できたのは料理で味覚が破壊されたから」などといわれるイギリス料理の、それでもまともなレシピ本。ためしに作ったわけではないけど、写真見る限りおいしそうです。
hReview by Stella , 2006/06/25

- イギリス料理のおいしいテクニック
- 長谷川 恭子
- 柴田書店 2001-12
2006年6月第3週読了報告
今週の読了報告です。
まずは『西の善き魔女』文庫版の4巻以降。「読まないでいる」ことが苦痛になってしまいました。
中央公論新社 (2005/04/25)
売り上げランキング: 3,977
中央公論新社 (2005/06)
売り上げランキング: 11,623
中央公論新社 (2005/08/26)
売り上げランキング: 1,183
感想書いてたら長くなったので別記事にしました。↓の「あわせて買う」で私のAmazonアソシエイトで文庫版全巻購入できます。
角川ビーンズ文庫で積読になってたのを1冊読みました。
「銀のパルティータ」第2巻。シリーズ化決定で伏線が大量に出てくる巻ですね。
『ザレゴトディクショナル』、結局ボックスセットが待てませんでした。
『ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典』発売決定記事内に感想を書きました。ファンなら買い、です。
新書は1冊。
フィールドワークの難しさがいろいろな面から語られてます。アンケート調査すると対象者が「理想とする回答」をしてしまって役に立たない結果が出てくるという話があるんですが、フィールドワークにも似たような面があるんですね。
単行本ノンフィクションは1冊。
減収増税時代に教育費をどう考えるか、という本。小学生を筆頭に三人の子がいる私には参考になることばかり。ニート対策については類型的なのが難ですが、「ニートを抱える家庭で世帯収入300万円未満が増えているのは、親の高齢化で年金世帯が増えてきたから」という指摘は、うっかり忘れてたものでした。
『西の善き魔女』の原作を読み終えました
『西の善き魔女』の文庫版を通しで読みました。4巻以降は続きが気になってもうノンストップ状態。
ファンタジーに見せかけて実は……というやつ(これだけでネタバレ)です。フィリエルが知っている童話は読者は知っているけど一般民衆が知らないとか、バードが話すフィリエルには通じない単語が読者には通じる、というあたりでだいたい想像がつくわけですが。
フィリエルとルーンのすれ違いっぷりがツボ。世界の狭さがわかってくる「世界のかなたの森」あたりから気になって気になってしょうがなくなりました。アデイル姫のしたたかなところとか、アデイルのライバルとなるレアンドラ姫の凄みとか、アデイルの養父が堅物そうで実はけっこうお茶目だとか、脇役も魅力的です。
1巻、2巻は序章というか、キャラクターの初登場が多いですが、重要度はそれほど高くはないです。特に2巻は「受けを狙ってますか?」と思わせるほど、百合で女装で腐女子な話。本筋とは関係ない部分がおもしろい。
巻題や章題にネタを仕込んでるのはわりとわかりやすいんですが、人名にもネタ仕込んでるのに気づいたときにはびびりました。「セラフィールド」はネタとして選ばれた地名じゃないよね?
現在アニメ放映中。知人のHikiFarmで西の善き魔女Wiki作成中です。仕込んであるネタなんかもわかる分はWikiに書くつもり。
2006年6月第2週読了報告
今週の読了報告です。
まずは『西の善き魔女』文庫版の3巻まで。つい一気に買ってしまいました。 あと5冊。
中央公論新社 (2004/10)
売り上げランキング: 17,089
中央公論新社 (2004/12)
売り上げランキング: 16,236
中央公論新社 (2005/02)
売り上げランキング: 7,945
1巻、2巻あたりは序章で、3巻から本格的になってくるのかな。2巻はちと浮いた感じ。
ライトノベルは今月発売のビーンズ文庫から2冊。両方シリーズもの。
男装銃士第二部スタート。いきなり二年たっていて、いろいろとバレました。最後の最後で浅はかなことをしでかしてそうです。
ユスティニアの兄ルシウスがああまで直接的行動を起こすとは。風雲急を告げるとはこのことか。
単行本フィクションは1冊。
飛行機がらみの用語とか、造語や背景世界がわかりやすく説明されたりはしないけど、それはそれで雰囲気が出ていいんじゃないかな、と思ってしまった。
単行本ノンフィクションは1冊。
翔泳社 (2005/12/06)
発売から半年。やっと読めました。「音楽が水のようなものになる(ミネラルウォーターのように高額で取引されるものと、水道水のように安価なものの2種類に分かれる」ってのは興味深い。あと、音楽はライトノベルや新書と違って「レーベル買い」はないのね。まあ、ライトノベルや新書のほうが例外なんだろうけど。
新書は1冊。
外見主義話ではありません。非言語メッセージ関係。どっちかというと「漫画のようなビジュアル表現で説明なしに伝えるには」ってなノウハウ集ですか。
2006年6月第1週読了報告
ネタが少なくなる日曜日にまとめて読了報告することにしました。(飽きたらやめる)
まずはライトノベル3冊。2冊は一ヶ月積読してました。
エンターブレイン (2006/03/30)
ゆりんゆりんだと思ったら違ったのが痛恨(まて)。今後が期待できるシリーズ開幕です。
中華ファンタジー第三巻。長編です。主人公カップルはなんだかきな臭いことに巻き込まれていきそう。
「風の王国」シリーズ初の短編集+マンガ。コバルト本誌に載ったものです。太宗の後宮での事件話に歴史上の有名人がいろいろ出てきたのが目をひきました。歴史ものはこういう小ネタ使えるのがいいよなあ。
単行本フィクションは1冊……って、これライトノベルの範疇じゃ?
アルファポリス (2005/10)




ゲームファンタジーとでも言うのかな。富士見ファンタジア文庫的というか。言葉の使われ方がゲーム風で、読む人を選びます。正当ファンタジー読みは避けたほうが無難。ノリや勢いがいいです。
単行本ノンフィクションは3冊。
『メガネ男子』の続編かな。ネクタイをゆるめようとしている表紙に負けました。中身はスーツ愛がちとたりん。
日本トンデモ本大賞2005発表をまとめたもの。副島センセイの年です。
『と学会年鑑 (GREEN)』でも言及があった『ダ・ヴィンチ・コード』つっこみ本。感情的でも宗教がらみでも重箱の隅つつきでもなく、『ダ・ヴィンチ・コード』にある事実誤認と不正確な点を指摘していきます。あとがきで「Wikipediaの日本語版にシオン修道会の記述がない」とありましたが、今はあります。
新書は1冊。
エレウシスの秘儀からスカル・アンド・ボーンズまで、いろんな秘密結社について扱われてます。『ダ・ヴィンチ・コード』とシオン修道会への言及もあります。
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