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書籍・雑誌: 2008年7月 Archive
夏休み自由研究本は理科実験系ばかりだと思ったら社会科系もあるのね
息子の夏休みの宿題のために自宅の近所の書店に行ったところ、ほとんどが理科の実験関係だったり今流行のエコロジー関係だったんで「社会科はどうした!」と思ってしまったんですが、実家に帰って寄った書店に『なるほど知図式 夏休み自由研究』という本が夏休みの宿題コーナーに平積みされてました。
街中を探検して、ある一点に注目した地図を作ってみたり、報道された事件・事故を地図にプロットしたりと、社会科自由研究向きの一冊になっています。どこから発売されてるのかと思ったら昭文社。地図屋さんらしいなあ。
成美堂出版の『やってみよう! 夏休みの自由研究』は、意外と社会科がらみが取り上げられていました。
エコロジー系もけっこう社会科の範疇の内容が入っているので、これに取られがちなのかなあ。
以前の記事で紹介した『つくってみよう!夏休みの自由工作』シリーズが、どうやら版元売り切れらしいのが悔しい。5・6年生用を買おうかと思ったのに。
「コピペ読書感想文」の次は「あなうめ読書感想文」だ
NIKKEI NETに小学生も感想文をコピペ ネット丸写し横行で悩める教育界という記事が載っていました。中途半端なところで終わっていたり、記事の前段で触れられていた「コピペ対策ソフト」の詳報がなかったりするので、日本経済新聞本紙には省略されていない記事があるのかもしれません。
夏の読書感想文秒殺コンクール 2003に記事を書いたことがあるので、「おお、記事になるぐらいこのノウハウが定着したんだなあ、と思いましたが、そういや2005年8月には雑誌「セブンティーン」で読書感想文をネットからコピペして書こうという提案があったんだった。
向井さんの読書感想文をコピペして書くという裏技では、安易にコピペで提出しちゃう層はたいてい再構成能力なんてないから簡単にばれますよ、という話が載ってました。
NIKKEI NET記事のはてなブックマークページに表示された「このエントリーの関連エントリー」に、福耳コラムよいこのための読書感想文の書き方が表示されていて、「読書感想文なんてテンプレートに沿って書かれていればいいんじゃないか」と発案してました。このエントリー、ネタですよ、念のため。
と末尾にあったんですが、書店に行ったら課題図書や読書感想文の書き方読本などと共に『必ず書ける あなうめ読書感想文』という本が!
中身、ほんとにテンプレート。もちろん一種類だけじゃなくて、「主人公に手紙を書くように」などと目的(?)別に用意されていました。穴の部分に何を書けばいいかまで懇切丁寧。最後には本の申し訳程度とはいえ「あなうめを使わずに読書感想文を書くには」まで。すごいなあ、やられたなあ。
さっそくうちの子に使わせてみようと思ったら、うちの子の小学校、感想文や自由研究、工作などは自由選択なのでした。無理矢理書かせることはないよなあ。
電撃主要シリーズソートも作っちゃった
うららさんが個人的には新人を削って、その分対象期間を広げてほしかったですね。2巻以上でたシリーズを対称にするとか...
とあったので、電撃80シリーズソート作っちゃいました。「これはたぶん人気あるだろうな」と思う電撃文庫&電撃の単行本のシリーズ80作品です。
シリーズ作品縛りにしたので単巻ものが抜けちゃってるのが問題なんだよなあ。ミミズクとか爆弾とか針山さんとか。
私の結果は以下の通り。例によって一桁順位のみ。
あれ、七姫よりイリヤの方が上になってしまった。
2008年上半期電撃文庫ソート作っちゃいました
つい魔が差して電撃文庫2008年上半期発売シリーズソートを作っちゃいました。
2008年上半期に一冊でも出たシリーズは全て網羅しているはず。ただし一冊も出なかったシリーズ(キノとか)はどんな人気作品でも入ってません。
全65シリーズ。このくらいの量がやりやすいなあ。
ちなみに私の結果。一桁分まで。
- 1 七姫物語
- 2 龍盤七朝 DRAGONBUSTER
- 3 タザリア王国物語
- 3 輪環の魔導師
- 5 ゆらゆらと揺れる海の彼方
- 6 ウェスタディアの双星
- 7 デュラララ!!
- 7 烙印の紋章
- 9 ブギーポップシリーズ
- 9 ダブルブリッド
- 9 灼眼のシャナ
上位4作品は「これは自分的に鉄板」なのが上がってきてます。あれ、上位に入るべきなのが入ってないぞ。
ジャケットで差別化を図ろうとする近代文学
YOMIURI ONLINEに文庫「ジャケ買い」時代という記事が載りました。去年の集英社文庫版『人間失格』のヒットに味をしめてか、『伊豆の踊子』に荒木飛呂彦、『こころ』『地獄変』に小畑健、『汚れつちまつた悲しみに...―中原中也詩集』に浅田弘幸を装画に起用しました。
角川文庫も対抗して、『舞姫,うたかたの記』『山椒大夫・高瀬舟・阿部一族』がCLAMP装画に変更、また『走れメロス』『人間失格,桜桃』を松山ケンイチの写真に変更してます。
実は夏のフェアあわせだけでなく、古典に分類されるような近代文学が若者向けというかライトノベル的な表紙になってるのはいくつかありました。
第弐齋藤さんで知ったのですが、『赤毛のアン』『アンの青春』『アンの愛情』が吉野朔実、『蜘蛛の糸・地獄変』『羅生門,鼻,芋粥』が天野喜孝の装画にいつの間にか変わってました。
新潮文庫の単色表紙、あれはあれで並べてるとひどく目立つんですよね。私個人としては、「ちょ、内容と全然違うよ!」という表紙でなければどんどん「売れる表紙」にしていくのがいいと思います。ライトノベル以上に表紙にだまされる人が続出しそうですけど。
ちょっと興味が出てるのが、角川文庫から『蟹工船・党生活者』が復刊するとのこと。ちなみに、今売れてるのは新潮文庫版です。角川書店はどう差別化をつけるか、と思うと、一番目立つのは装画に名のある漫画家・イラストレーターを起用することだと思います。
以下、Amazonに表紙が掲載されているのを貼り付けときます。
ラノベ絵師ソートと少女小説作家ソート
ラノベ作家140人ソートの次はラノベ絵師130人ソートと少女小説作家100人ソートができました。
ラノベ絵師ソートの方は代表作が入れてあるEASY版もあります。
さて、どちらも10位まで。
ラノベ絵師130人ソート
- 1 あずみ冬留
- 2 深遊
- 3 松竜
- 4 エナミカツミ
- 4 酒乃渉
- 4 椎名優
- 4 四季童子
- 4 竹岡美穂
- 9 しゃあ
- 9 高野音彦
- 9 竹
- 9 武内崇
- 9 葉賀ユイ
なんというか、意外な結果が。松竜さんは『XI(ノウェム)』の絵師さんだったのでポイントが高めに出てます。明らかに続きが出そうな終わり方だったのに、その後音沙汰ないなあ。
少女小説作家100人ソート
上位4人のうち3人はラノベ作家ソートでも上位にいた人たちなので順当かと。山本瑤さんはそもそもラノベ作家ソートに名前が入ってませんでした。
ラノベ作家140人ソート
未完の追憶のNICAさんがやっていた、ライトノベル作家140人のリスト(偏りがあります)から、「AとBどっちがいい」を選択し続けていって、その結果から順位を決めてしまうラノベ作家140人ソートを私もやってみました。それにしてもこれ答えるのくたびれる。
上位10人はこんな感じになりました。
同点が多いのは、どっちか決められなくて「引き分け」にしたのがけっこうあるからです。
須賀さん、高殿さん、竹岡葉月さんが上位にくるだろうなとは答えながらぼんやりとは思ってました。高野和さんが4位についたのは意外。
私の読書傾向が少女向けレーベルに傾斜しているので、このリストでは数少ない少女向けレーベルに書いてる作家が10人中5人入ってます。
それにしても意外と作家の名前って覚えてないもんなんですね。「高畑京一郎さんと高橋弥七郎さん、どっちがシャナの人だっけ?」とか「上月雨音さんって何書いてる人だっけ(ぐぐる)あー、シノシノの人かー」といった、ファンには憤激モノの認識でした。反省。
ライトノベルは作家買いよりシリーズ買いと言われてるので、有名シリーズでソートした方がおもしろい結果が出そう。あるいは「電撃文庫ソート」とか。
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