Stella Works > StarChartLog > Archives > 書籍・雑誌: 2008年1月 Archive
書籍・雑誌: 2008年1月 Archive
竹書房「ゼータ文庫」発行休止
以前に竹書房ガンマ文庫の惨状にならなきゃいいんですが
と書いたこともある竹書房の「ゼータ文庫」ですが、既に各所で報じられているとおり、ガンマ文庫と同じ道をたどることになりました。合掌。
実は竹書房からの正式発表はありません。ゼータ文庫で《ウェイズ事件簿》シリーズを書いている神代創さんのブログでそのことを知った次第。
読者の皆さまには大変申し訳ないお知らせです。
竹書房ゼータ文庫から刊行されていました《ウェイズ事件簿》シリーズの4巻の刊行について、サイトで告知しておりましたが、刊行はなくなりました。
すでに原稿は1年前に上がっておりましたが、ゼータ文庫自体の活動が休止しました。色々と話し合いを続けましたが、私としては力及ばず、どうしようもありませんでした。楽しみにしておられた方々にはお詫び申し上げます。今後は再開の可能性を探っていきたいと思います。ライトノベル、ファンタジーを扱われる出版社におかれましては、もし興味を持っていただけましたら私まで連絡くださると助かります。
『ドラグネット・ミラージュ2 10万ドルの恋人』が出たのが2007年3月で、ドラグネット・ミラージュ2の公式ページを見る限りはゼータ文庫の刊行をまだ続けるみたいだっただけに。
好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!!や私的ファイル deltazulu 記録再開を見ると、ゼータ文庫は8シリーズ11作品を刊行したようです。私、全然読んでないや。
桜庭一樹『私の男』が直木賞受賞
第138回芥川賞・直木賞が決定しました。芥川賞は川上未映子さんの「乳と卵」、直木賞は桜庭一樹さんの『私の男』です。(via asahi.com)
正直なところ、『私の男』は題材があわなくて、第137回直木賞候補になった『赤朽葉家の伝説』や、候補にはならなかった『青年のための読書クラブ』の方が好きなので、複雑な気持ちです。
古処誠二さんや佐々木譲さん、馳星周さんといった有名どころが候補に入っているわりに、下馬評は圧倒的に桜庭一樹さんが強かったですね。
文学賞メッタ斬り!|第138回芥川賞・直木賞選考会で大森望、豊崎由美両氏がきっちり本命に入れてたのはすごいです。
Amazonで『私の男』が売り切れてるっ。セブンアンドワイと
bk1、楽天ブックスに在庫がありました。今はAmazonでも注文できます。
草思社が民事再生法適用申請
新文化が、中堅出版社草思社が民事再生法の適用申請をしたと報じました。
草思社、民事再生へ
1月9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は永石一郎法律事務所(TEL03-3356-7766)。同社では「混乱を避けるため出庫はストップするが、支援を名乗り出てくれている企業も数社ある。2月中には体制を整え、3月には新刊刊行も再開する。ご理解・ご協力をお願いします」と説明している。
年末にオフィスを移転したばかり。そういや先日民事再生法適用申請をした新風舎も年末にオフィス移転してた。「年末にオフィス移転」は倒産フラグですか。
『銃・病原菌・鉄』や『エレガントな宇宙』などの科学系翻訳書や、『声に出して読みたい日本語』のようなヒット作を出していました。
自費出版大手の新風舎、民事再生法適用申請
asahi.comで自費出版大手「新風舎」、再生法申請へというニュースが早朝に出ました。営業方法を批判する報道などの影響で売り上げが急落し、債務支払いが滞ったからだとasahi.comにはありました。
帝国データバンク大型倒産速報によると、広告宣伝費、人件費、賃料など固定費がかさみ、そこを売り上げ急落がきてあえなく民事再生法適用申請、ってことのようです。
2008年8月期の年売上高は約46億1700万円に減少、約4800万円に最終純損失に陥っていた。
(たぶん2008年は2007年の誤り)とあります。『危ない!共同出版―夢を食い物にする錯覚商法』が2007年8月の発売で、その少し前から新風舎のやり方については報道があったとはいえ、売り上げ急落は止めを刺しただけみたい。
新聞広告をいっぱいしていましたし、各種賞ビジネス、有名人に書かせたりと派手な展開をしていたわりには金が集まらなかったとみていいのかな。
ところで、映画「ちーちゃんは悠久の向こう」(1月19日公開)は原作が新風舎文庫なんですけど、なんてタイミングなんだ。
追記(2008/01/19):毎日.jpによると、再建支援を表明していた印刷会社が撤退を申し入れたため、民事再生手続きを止めるらしい。破産手続きに入ると見られています。既に契約している約1000人については、asahi.comでは京都府の1社に、出版刊行の支援を頼んでいる
ということだけど、どこだろう。
ライトノベラーズたちの2007年ベスト本とかまとめを読んで興味を持った本&シリーズ
ライトノベラーズたちの2007年ベスト本とかまとめを一覧にしてみる - 私的ファイル deltazulu 記録再開で、ライトノベルファンの2007年ベストとかまとめなんかの記事の一覧ができてました。deltazuluさんが『黄金の魔女が棲む森』に興味をもたれたようで何より。
最近保守的になってしまって、新しいシリーズ開拓をしてないもののですから、他の人の感想を見て興味を持ったものをピックアップ。
- Fate/Zero
- 2007 年の 20 冊 by id:kanadai - 十七段雑記、今年読みたい10冊/3位~1位 - ラノベなPSP - Yahoo!ブログ他。一般書店やAmazonで売ってないのが玉に瑕。立ち読みもできないしけっこうお値段がするので、ゲームやってないアニメみてない虚淵玄初心者という三重苦な私は躊躇しています。
- 時載りリンネ!
- 2007 年の 20 冊 by id:kanadai - 十七段雑記、2007年ライトノベル個人的ベスト10 - ウィンドバード::Recreation、二〇〇七年オススメライトノベル十選 - 上下の青い無限、随想 : 2007年書籍まとめ、昨年読んだ小説の中で、おすすめしたいモノ - 星ぼしの荒野から、2007年傑作ライトノベルベスト10+5 inまいじゃー | まいじゃー推進委員会!、徒然雑記:2007年我的ライトノベル・ベスト - livedoor Blog(ブログ)他。去年のスニーカー文庫の新人さん。評判いいなあ。
- みすてぃっく・あい
- 2007年ライトノベル個人的ベスト10 - ウィンドバード::Recreation、二〇〇七年オススメライトノベル十選 - 上下の青い無限他。
百合でSFでミステリな作品。登場人物は少女のみ、みんな病んでて、そして修羅場満載。
で釣られた。mizunotoriさんは責任を取ってください(何) - BITTER×SWEET BLOOD
- 2007年ライトノベル個人的ベスト10 - ウィンドバード::Recreationで紹介。
コバルト文庫から出ていたとしても違和感ないくらい少女漫画している作品。
という紹介文は少女小説スキーな私への挑戦状ですね。 - 人類は衰退しました
- 今年読みたい10冊/10位~4位 - ラノベなPSP - Yahoo!ブログ、昨年読んだ小説の中で、おすすめしたいモノ - 星ぼしの荒野から、2007年傑作ライトノベルベスト10+5 inまいじゃー | まいじゃー推進委員会!他。そこんじょそこらで「素晴らしい」「ガガガ文庫で唯一売れている」などと言われているやつ。ここまでいろんなところで褒められるといちおう読んでおかんといかんような気がするじゃないですか。
- さよならピアノソナタ
- 2007年まとめ - FULL MOON PRAYER、昨年読んだ小説の中で、おすすめしたいモノ - 星ぼしの荒野から他。音楽ネタはわりと惹かれます。
- 翼は碧空を翔けて
- 屋根裏物置 | 2007年のお気に入り 適当に10選。さりさんとは読んでる本がかなりかぶってるような気がするのでよけいに。
- バカとテストと召喚獣
- 今日もだらだら、読書日記。 | 2007年に読んだ本まとめ その1、今日もだらだら、読書日記。 | 2007年に読んだ本まとめ その2【腐女子向】。去年のファミ通文庫の新人さん。ちょ、腐女子萌えですか。うららさんのバカテス布教ぶりに負けました。
スニーカー1、ガガガ2、電撃2、C★N1、同人(ちょw)1。最近少年向けライトノベルに弱くなってしまいました。
2008年今年あったらいいな十選
みりおんぐらむのt-showさんが毎年年始に「今年あったらいいな10選」ってのをやってらっしゃるので、私も今年あったらいいな、ということを書いてみました。
- 少女小説からアニメ新作
- 銃姫完結
- BLOODLINK5の無事発売
- 魍魎の都の続編
- エノーラ・ホームズの事件簿の続編の翻訳
- ユーフォリ・テクニカの続編
- ポリ赤の新刊
- 友桐夏さんの新作
- 七姫物語の新刊
- 十二国記の新刊
以下、思い入れを込めて。
Stella Works > StarChartLog > Archives > 書籍・雑誌: 2008年1月 Archive
- Search
- Feeds
- あわせて読みたい
- track word
