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書籍・雑誌: 2007年9月 Archive
リブレ出版とメディアワークスの提携で新ボーイズラブレーベル「B-PRINCE文庫」来春創刊
メディアワークスがボーイズラブに進出か? 情報誌「クラクラ(CLaCLa)」10月下旬創刊とこの前書いたばかりですが、気が向いたらのライトノベル週報経由で「B-PRINCE文庫」の創刊が紹介されてました。
ボーイズラブNo.1・リブレ出版と、
エンターテインメントノベルでおなじみのメディアワークスによる
新しい文庫が誕生!
すべてのBLファンに贈る、珠玉のラブストーリーの数々
――どうぞご期待ください!
まじでー!
確かに私は今のところ「情報誌」の創刊のみで自らレーベルを立ち上げるという話ではなさそうですが、いつなんどきそうなるかわからん。
って書きました。でもまさかこんなに早くレーベル立ち上げるとは。まあ来春ですけど。
リブレ出版は「ビーボーイノベルズ」という小説レーベルを持っていますが、「B-PRINCE文庫」が「ビーボーイノベルズ」からの文庫化になるか書き下ろしメインになるかは不明です。あるいはマンガのノベライズとか。
それにしても「魔法のiらんど文庫」といい「B-PRINCE文庫」といい、提携に熱心だなあ。
「DS文学全集」は感想の送信と追加ダウンロードが売り
「一度は読んでおきたい日本文学100選」「DS図書館 世界名作&推理小説&怪談&文豪」に続き、今度は任天堂から「DS文学全集」の発売が決まりました。発売日は10月18日。
DS文学全集公式サイトに収録作品が紹介されていますが、「一度は読んでおきたい 日本文学100選」とかなりダブってます。
「DS文学全集」と、これまでに出た他のDSで小説を読む本との差は、感想をつけられてそれをDSのWi-Fi機能して送信できることと、新しい小説をダウンロードできること。
感想と言っても、10点満点の評価と、「泣ける」「痛快」など10項目から選択するものだけです。とはいっても、どんな本がいいかを選ぶときに、「泣ける」の感想が多くて評点が高い小説を探す、などの使い方ができます。
収録100作品を読み飽きたとき、新しい小説をダウンロードする機能があります。発売日にまず5作品配信開始。今後も追加される予定です。ダウンロードしたものは保存したり、DSのワイヤレス通信で他のDS文学全集ユーザーに送ることができます。保存上限はテキスト量にもよりますが20作ぐらいらしいです。
関連記事
メディアワークスとアスキーが2007年4月1日付で合併
ITmedia Newsによると、エンターテイメント系出版を中心としているメディアワークスとコンピュータ系出版を中心としているアスキーの合併を角川ホールディングスが発表したと報じました。角川ホールディングスのプレスリリース(PDF)はこちら。
新社名は「株式会社アスキー・メディアワークス」。ちょっと安易。
アスキーはエンターブレインとともに、現在は角川ホールディングスの孫会社として角川グループの一角になっています。
角川グループはわりと子会社間の事業分野が競合している傾向があるので、いつかは再編が行われるだろうとは思いましたが、まさかアスキーとメディアワークスの合併になってしまうとは。
アスキーは角川グループとしては独自路線っぽいのですが、エンターブレインはもろにメディアワークスと競合する分野なわけで、メディアワークスと合併するならエンターブレインかと思ったんだけど。
なまじ似通っているだけに合併・再編が困難と見たのかな?
純資産はメディアワークス3,866百万円、アスキー243百万円。総資産はメディアワークス7,737百万円、アスキー3,418百万円だそうな。こりゃアスキー救済合併かな。
『鉄塔 武蔵野線』復刊担当者の語りが熱い
CAXさんのブックマークでソフトバンククリエイティブから『鉄塔 武蔵野線』が復刊することに気がつきました。
第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した異色の作品で、単行本、新潮文庫版、そして映画化と話題になりましたが、DVDはともかく小説の方は絶版状態になっていました。
それにしてもソフトバンククリエイティブの商品紹介ページにある「編集担当より」というのが熱すぎます。当社販売局Yという営業マンが小生のデスクを訪れ、 拳銃を片手に「やろうぜ」と本書の復刊を持ちかけてきました
というあたりはネタなんでしょうが、その後の新潮社、読売広告社との交渉、著者探し、そして著者との交渉あたりは小説のあらすじを見ているよう。
そして今回の復刊の目玉である「鉄塔の写真500枚収録」。
会って数十秒で、「この著者の本作に対する熱意は尋常じゃない」――そう感じることになりました。
なんと「鉄塔の写真を500枚以上掲載させて欲しい」というではありませんか。
しかも、すべてご自身で撮影なさった写真です。新潮社刊の『鉄塔 武蔵野線』にも、小説としては異例の枚数の写真が掲載されていますが、
それでも足りない、完全ではない。
完全版にするには、どうしても500枚以上載せなければならない。そう言うのです。
編集担当としては迷いましたが、銀林さんの思いの丈をすべてつぎ込むことで、
元本との差別化にもなるだとうと、その場で方向性は固まりました。
このこだわりは並大抵のものじゃないですね。
女装入門書『オンナノコになりたい!』買ってしまいました
話題の女装入門書『オンナノコになりたい!』をbk1で買ってしまいました。取り寄せステイタスだったので来月になるかと思ったら注文2日で届いたヤッター! 今は24時間以内発送可能。Amazonじゃまだ購入不能ですね。
この本が本棚に並んでるところを見ると「やっちまった」感バリバリです。まあなんというか、女の私が買う本ではないです。四十路のオサーンな夫は体型的に無謀ですし、息子に無理矢理させるものでもない。
骨格の話からはじまっていて、お、本格的、と思ってしまいました。内容は入門的で総論的。こういうのは個別の事情やらなんやらがあるからあんまり踏み込んだことは書きにくいのかな。
化粧の仕方や服の選び方なんか、女性では気にしなくてもいいことを気配りしなければならんのだなあ、と思わせられました。私はマスカラ使わないし、アイシャドウやアイライナー、チークといったものを普段使うわけではない。コンシーラでヒゲ剃り跡を隠さないといけないのだろうなとはわかっても、眉メイクが重要だとは気がつきませんでした。
女性用服の購入方法(リアル&通販)、コーディネートの話も載っているのですが、全体的に掻靴掻痒な感じなのは否めません。女装初心者向けのお勧めショップやお勧めブランドの紹介があってもいいのになあ。
『死せる魔女がゆく』は「これスニーカー文庫?」な表紙デザイン
静山社の次の翻訳ファンタジーは「コニー・ライオンハートと神秘の生物シリーズ」
つらつらとネット書店の予約情報を見ていたら、『サイレンの秘密 [コニー・ライオンハートと神秘の生物シリーズ 第一巻]』という本が気になりました。なにげなく出版社をチェックしたら「ハリー・ポッターシリーズ」の静山社。翻訳者は松岡佑子/カースティ・祖父江。
静山社 (2007/11/14)
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なんとなく「サイレン」って書いちゃうと、美しい歌声で人を惑わす海の魔物のことよりも空襲警報の時になるやつを思い浮かべてしまいます。魔物は「セイレーン」って気がして。あと、「上級ファンタジー」って書いてあるけど、ここは「ハイ・ファンタジー」じゃないかねえ。
原書は『The Secret of the Sirens (Companions Quartet)』。四部作の第一巻。第二巻が『The Gorgon's Gaze』、第三巻が『Mines of the Minotaur』、第四巻が『The Chimera's Curse』。なるほど、和訳しちゃうとわからないけど、アルファベットを揃えてるんですね。
「英国ファンタジー・シリーズ」と銘打っているので、「ハリー・ポッターシリーズ」終了後もファンタジー小説の翻訳を行っていくのかな。
bk1では10000円以上購入で1000ポイント還元
本を安く買う:6%割引10%割引で新刊・DVD購入という記事が話題になってますが、そういえばオンライン書店【ビーケーワン】では「1回の注文で10000円以上(税抜)注文するともれなくビーケーワンギフト券1000円分orビーケーワンポイント1000点orノベリティグッズプレゼント」というのが行われています。自サイトがなくてアフィリエイト不可能でも、「1000円分バック」は可能です。いちおう期間は一ヶ月ですけど、少なくとも一年は似たようなキャンペーンが手を変え品を変え(ってノベルティグッズしかかわらない)続いています。
本を一度に一万円買うというのはけっこう大変です。月初めのライトノベル全部買いでも突破は難しいんじゃないかなあ。一万円になるまで買い物かごに眠らせていた商品が品切れになってしまうという不幸なことは時々起こってしまいます(泣)
メディアワークスがボーイズラブに進出か? 情報誌「クラクラ(CLaCLa)」10月下旬創刊
10月創刊予定の「魔法のiらんど文庫」の情報がないかなあ、とメディアワークス公式サイトを見ていたら、
待望のボーイズラブ情報誌 「CLaCLa」 今秋誕生!
BLの話題でいっぱいの誌面に “クラクラ” しちゃう、そんな1冊です♪ ただいまブログを展開中!
こっちが目の前がクラクラしてしまいますがな。
ビブロス(こっちは碧天舎に巻き込まれたんだが)・リーフ出版の倒産や、ケータイ小説のブームで、さすがにボーイズラブも落ち着くんじゃないかと思ってたのに、まさかのメディアワークスの進出とは。
今のところ「情報誌」の創刊のみで自らレーベルを立ち上げるという話ではなさそうですが、いつなんどきそうなるかわからん。
そういやメディアワークスには「電撃 Girl's Style」という女性向けゲーム誌があるとはいえ、全体的に男性向け傾向があるなあ。電撃文庫は「男性向けライトノベルレーベル」と認識されがち(実際には女性ファンが多いシリーズもある)。魔法のiらんど文庫も女性層狙いなんでしょうから、「CLaCLa」 創刊も女性客開拓の一環なんでしょうね。
『今日の早川さん』を購入したわけですが
読書中毒患者の「あるあるw」感あふれる4コママンガ『今日の早川さん』を購入しました。blogでも読んだけど書き下ろしがあるようなので楽しみです。
ところが娘(4歳)が気に入ってしまいまして、奪い取った挙句「メガネのおんなのひとだー」「ねえねえ、おかあちゃん、じーよんでー」などと言っております。
夫(SF読みのくせに「早川と言えばミステリーだ」と言う)に「お前は娘の情操教育をどう考えてるんだ」と責められてしまいました。やー、このままだとオタク街道一直線だねえ。
『赤ずきんチャチャ』とか『究極超人あ~る』とか『ぼのぼの』の単行本を奪われてオタク道の入り口に追いやった人に言われたくはないです。
少女マンガを読ませろなどと言われてしまったわけですが、何を与えろと。
さて、娘から奪い返したので読んできます。Something Orangeにある元ネタ集も参考に。
早川書房 (2007/09/07)
売り上げランキング: 41



第38回星雲賞発表
みなとみらいで開催中の第65回世界SF大会/第46回日本SF大会会場で9月2日、第38回星雲賞の発表が行われました。
第11回文化庁メディア芸術祭特設ブログおよびアニメ!アニメ!他によると、受賞作は次のとおり。
- 日本長編部門
- 『日本沈没 第二部』小松左京、谷甲州(小学館)
- 日本短編部門
- 「大風呂敷と蜘蛛の糸」野尻抱介(早川書房 S-Fマガジン4月号、『沈黙のフライバイ』所収)
- 海外長編部門
- 『移動都市』フィリップ・リーヴ(東京創元社)
- 海外短編部門
- 「ワイオミング生まれの宇宙飛行士」アダム=トロイ・カストロ&ジェリイ・オルション(早川書房 S-Fマガジン7月号)
- メディア部門
- 時をかける少女
- コミック部門
- 『ヨコハマ買出し紀行』芦奈野ひとし(講談社)
- アート部門
- 天野喜孝
- ノンフィクション部門
- 『宇宙へのパスポート3 宇宙開発現場取材』笹本祐一(朝日ソノラマ)
- 自由部門
- M-Vロケット 宇宙航空研究開発機構
- 特別賞
- 米澤嘉博
おー、『DEATH NOTE』や『武装錬金』をおさえて『ヨコハマ買出し紀行』ですか。メディア部門はときかけかハルヒか、ってな感じだったのかな……あれ、「日本以外全部沈没」があって「日本沈没」の映画がスルーされてる。
『決定版 風の大陸』予約開始
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