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書籍・雑誌: 2007年4月 Archive
スニーカー&富士見のライトノベル作家の四六判進出
SSMGの人の日記で角川ラノベ作家の四六判進出大攻勢という情報がありました。
『あるゾンビ少女の災難』以外はISBNが未定なので、富士見書房からなのか角川書店からかがわかりません。『あるゾンビ少女の災難』は角川書店からなのがわかっていますが、池端亮はスニーカー文庫で書いてる作家だしなあ。
桜庭一樹がハードカバー方面で話題になっていてそれを契機に『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet』が異例のハードカバー化したんですが、それに続く動きなのかな? メディアワークスのハードカバー戦略を追いかけているというか。
でも公式サイトの紹介文を見る限り、『あるゾンビ少女の災難』や『リグザリオ洗礼 レジェンド・オブ・レギオス』は「ライトノベルらしいライトノベル」みたいなんですよね。『リグザリオ洗礼 レジェンド・オブ・レギオス』は『鋼殻のレギオス』前日譚だとか。
そういえば、秋田禎信が講談社から『カナスピカ』が単行本(たぶん四六判)で出ますね。発売日が4月から5月に延期になったけど楽しみです。
初心者には薦められないライトノベルの特徴
「ライトライトノベル」と「ヘビーライトノベル」を読み返してちと考えた、「ライトノベル初心者向け(スーパーフェザーライトノベルとか、ライトライトノベルとか)」と「ディープなライトノベル(クルーザーライトノベルとかヘビーライトノベルとか)」はどこが違うかまとめてみます。
ライトノベル初心者向け、といっても、読む人の読書傾向や人生経験によって何から入ってもらうかは違うというのは自明です。ファンタジー好きならファンタジーから、時代劇好きなら時代物からといろいろ。
「ライトノベル以外の小説はいろいろ読んでいる大人の読者」に薦めるとしたらと考えると、こういう「ライトノベルらしいライトノベル」は拒否反応を示されるような気がします。
- 人物描写をイラストに頼る
- 現実にはあまりいないようなエキセントリックな登場人物
- うじうじと決断を先送りする主要人物
- どのようなことが起きても「社会」(世界ではない)は変わらない、あるいは「この程度で?」ぐらいで劇的に変わる
- 現実に非常に似ているのに現実にないものが出てきて普通に存在している
こんな感じかなあ。異世界ファンタジーもあまり好まれないが、現代学園異能はもっと拒絶される、みたいな。
ということは、こんなライトノベルなら初心者向きなのかな?
- イラストがなくても人物造形が思い浮かぶ描写
- 「こんな人いるよな」と読者に思わせる登場人物
- すぱっと決断、すぱっと実行
- 変なことが起きない舞台、あるいは大幅に改変された社会
「福音の少年」シリーズが徳間デュアル文庫で復刊
ぺんぎん書房の倒産で絶版状態になっていた福音の少年シリーズの第一巻『福音の少年 錬金術師の息子(仮)』の徳間デュアル文庫での復刊が決まったようです(via.のべるのぶろぐ 2.0)。セブンアンドワイで予約が始まっています。6月5日発売予定。
もともとはエヴァンゲリオンの二次創作としてWeb連載されていたものを、固有名詞を変更するなどしてオリジナル作品としての商業出版となったもの。第二巻以降は書き下ろしだったはず。
エヴァンゲリオンの登場人物だったキャラクターたちはともかく、ロード・ブリティッシュとかゲイツとかウォズアニックなんて名前が出てきてはニヤニヤしたものです。
復刊先がなかなか決まらなくてやきもきしてましたが、これで一安心です。
「ライトライトノベル」と「ヘビーライトノベル」
はてな匿名ダイアリーの以前の増田に影響されてライトノベルを読んでみたよで
さて、とすれば「ライトミステリ」や「ライトSF」に対して「本格推理」や「ハードSF」があるように、ラノベにも入門用(普通の小説に近い?)とディープ用の区分を分かりやすくしてくれたら楽しいなあとか思った。フェザーライトノベルとヘヴィーライトノベルみたいな。
ってあったので反応してみようと思ったら、年季の入ったライトノベル読みなもので「普通の小説に近い」とか「入門用」ってどんなのかわからなくなってしまった罠。しかも最近のヘビーライトノベルに手を出してない。
一般小説へ「越境」している人は、「ライトライトノベル」に近いんだろうなあ。元発言者が読んでいる『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』とか『荒野の恋』(1、2)、読んでないけど『図書館戦争』の有川浩とか、 非ヲタのための表紙買い入門で紹介されている村山由佳の『キスまでの距離』をはじめとする「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ、乙一の諸作品、時雨沢恵一『キノの旅―The beautiful world』とか。
個人的趣味だけど『七姫物語』や『陰陽ノ京』あたりも「ライトライトノベル」として勧めたい気分。地味。
元発言者はSFの人らしいので野尻抱介は外せませんね。って、「クレギオン」はハヤカワ文庫に行っちゃったか。ただいまアニメ放映中の『ロケットガール』や星雲賞受賞作『ふわふわの泉』はすでに読んでるかな。(げ、『ふわふわの泉』、絶版か)
逆にヘビーライトノベル(ってなんだよ)に入るものは、長年に渡ってヘビー級に君臨するタイソンばりの帝王であるところの『撲殺天使ドクロちゃん』
とか『激突カンフーファイター』『超妹大戦シスマゲドン』1、2
とかがすでにあがってるけど他にはどんなのがあるんだろう。さすがにこの三つはタイトル見ただけでおなかがいっぱいになれそうです。
『Wikinomics』日本語訳は6月発売予定
YAMDAS現更新履歴の「「ウィキノミクス」とは何ぞや?」や「『Wikinomics』が刊行されていた」で気になっていた『Wikinomics: How Mass Collaboration Changes Everything』の日本語訳『ウィキノミクス マス・コラボレーションが人・仕事・企業・世界を変える』が日経BP社から6月に発売されるようです。bk1で予約が始まっています。
グーグルCEOエリック・シュミット絶賛! ネット・イノベーションに参加するための必読書。「ウィキノミクス」とは?インターネットと、場所を問わない協業を可能にするソフトウエアが生み出す地球規模のマス・コラボレーション(協働)。それによる、新たなもの造りの潮流である。その典型的な例が巨大バーチャル百科事典「ウィキペディア」だ。このウィキノミクスが、営利企業の生産活動の形を変え始めている。カナダの金鉱山会社・ゴールドコープが自社の最高機密の地質情報をウェブで世界中に公開し、その結果、未知の物理学者、人工知能研究者、CG専門家等々の協力を得て、超優良企業にのし上がった話は既に有名である。本書は、そうした驚くべき事例を、当事者の生々しい発言を交えながら豊富に収載した一冊である。世界の最先端企業では、自社のビジネスモデルに、どうこの「ウィキノミクス」を取り込むかが競争的な課題になっている。先陣を切っているのは、オープンソースに取り組むIBMであり、世界中の商品開発の知恵をかき集めようとしているP&Gであり、機体組み立てに活用するボーイング社である。P&Gの新製品の社外開発率は既に35%に達している。IBM、P&G、ボーイング社、BMWなどの詳しい事例、多数の担当幹部へのインタビューを通して世界が変わりつつあることを紹介する。
池田信夫 blogの書評を見る限り、Wikipediaの話というよりは、企業が情報を独占せず公開することで自社の利益にもつなげていくという話のようです。
追記(2007/05/17):Amazonでも予約がはじまりました。
Second Lifeの公式ガイドブック日本語版は5月発売
Second Lifeの公式ガイドブック『Second Life: The Official Guide』の日本語訳『セカンドライフ公式ガイド Second life the official guide』の予約がはじまりました。
インプレスR&D (2007/05/17)
売り上げランキング: 104251
インプレスR&Dのプレスリリースでは4月発刊となってますが、Amazon.co.jpでは発売日が5月17日になっています。
ボーイズラブやライトノベル新書の出版社「株式会社リーフ」倒産
新文化によると、ボーイズラブやライトノベル新書を出版していた株式会社リーフとその関連会社の有限会社雄飛が破産整理の手続きに入ったようです。
4月5日午前10時半ごろ、両社社長を務める宮澤新一氏が全社員に解雇通告した。同日付で破産整理の手続きに入ったもよう。社員は「寝耳に水。詳しい報告はまだ何も聞かされていない」と語っている。
ZIGZAG NOVELSは話題には上らないとはいえ順調に新刊が出ていたのでびっくり。唯一の救いは4月5日付発売の新刊が出た後ということでしょうか。
18禁PCソフトブランドのリーフとは無関係です念のため。
追記(2007/04/09):土日は見えていたリーフのホームページが閉鎖されました。
閉鎖のお知らせ
株式会社リーフと有限会社雄飛は、2007年4月9日をもちまして自己破産の申立てを行い、倒産いたしました。 それに伴いまして、当ホームページ及びリーフ・オンラインショップを閉鎖させていただきます。 ひとかたならぬご高配を賜りながら、このような結果を迎えてしまいましたこと、弊社の出版物及びホームページや弊社通信販売をご利用・ご愛読いただきました皆様方に、心より深くお詫び申し上げます。
平成19年4月9日
株式会社リーフ
有限会社雄飛
同人誌生活文化総合研究所によると、3月末に突然ファンクラブ休止が発表されたり、印税などの支払いが遅れたり、一部原稿の返却があったりしたらしい。
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