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書籍・雑誌: 2006年6月 Archive
光文社ペーパーバックスの英単語まじりがウザイ
ここんとこ光文社ペーパーバックスを何冊か読んでるんですが、ところどころに挿入される英単語や英熟語が目障りに感じます。
ベンジャミン・フルフォードの本なんかだと「なるほどこういう意味を使いたくてこの言葉を選んだのか」と、英文は苦手な私でもニュアンスがわかる単語や熟語が入っててニヤリとしたものですが、日本人の書き手の場合だと無理やり感がバリバリ。
光文社ペーパーバックスの初期に多い(今も新しく出てないわけじゃないけど)英語がらみの本は未読なんですが、経済や社会がらみの本だと、「英語交じりにする理由があるのか?」と思うほど。
光文社ペーパーバックスの冒頭、最初に奥付が出てくるので「左開きじゃなかったのか」とびびります。左開き横書きであってるんですけどね。
その次のページには光文社ペーパーバックスの特徴としていろいろ書いてあるんですが、英語混じりについてはこんな風に書いてあります。
英語(あるいは他の外国語)混じりの「4重表記」これまでの日本語は世界でも類を見ない「3重表記」(ひらがな、カタカナ、漢字)の言葉でした。この特性を生かして、本書は、英語(あるいは他の外国語)をそのまま取り入れた「4重表記」で書かれています。これは、いわば日本語表記の未来型です。
それが駄目だってわけじゃないですけど、たとえば「エンジニア engineer」なんて表記は邪魔でしかない(ほんとにこんな表記があるんですよ)。「エンジニア」か「engineer」に統一してくれ。
といいつつ読むのは、そういった英語のうっとおしさを抜きにしても興味深い題材がここから出てるからなんですよね。
光文社 (2003/10/04)
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「エンジニア engineer」的表記がないわけではないです。
『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』が発売予定
CAXの日記で、『オフィシャルファンブック 涼宮ハルヒの公式』という本がセブンアンドワイで予約開始しているという情報がありました。楽天ブックス
でも予約できます。セブンアンドワイによると、発売日は2006年8月8日です。
「涼宮ハルヒの憂鬱」の魅力を徹底解析
原作版イラスト、アニメ版の版権イラストの収録ほか、描き下ろし、人気作家による競作、スタッフインタビューなど多彩なラインナップで「ハルヒ」の魅力に迫る!
人気作家による競作というの、他社とはいえ『撲殺天使ドクロちゃんです』や『灼眼のシャナ(2) with "GRIMOIRE"【初回限定版】』付属小冊子でもやってるんですよね。流行るんだろうか。
追記(2006/06/30):bk1でも予約が始まりました。
追記(2006/07/26):Amazon.co.jpでも予約がはじまりました。あれ? 発売日が8月28日か29日になってるな。値段も他では2100円(税込)なのが1260円(税込)になってる。セブンアンドワイに価格が変更になったとあるので、1260円に変更になったのかな。
「エレニア記」がハヤカワ文庫で復刊
本やタウンの文庫近刊情報によると、ハヤカワ文庫FTから『エレニア記1 眠れる王女』が7月に刊行されることが決まりました。『SFが読みたい! 2006年版』で「マロリオン物語の復刊が終わったら次はエレニア記、タムール記だ」とありましたので期待してました。
デイヴィッド・エディングス作品のほとんどはハヤカワ文庫から出てたんですが、この「エレニア記」だけ角川スニーカー文庫(そう、昔は角川スニーカーで翻訳ファンタジーが出ていた)だったんです。「エレニア記」の続編「タムール記」はハヤカワ文庫で刊行という謎。
角川スニーカー文庫版では『ダイヤモンドの玉座(The Diamond Throne)上・下』『ルビーの騎士(The Ruby Knight)』『サファイアの薔薇(The Sapphire Rose)上・下』 と、原著タイトルに則した邦題になってたのですが、ハヤカワ文庫版は内容に則したタイトルにしていくみたいですね。今回の『眠れる王女』は角川スニーカー文庫版での『ダイヤモンドの玉座(上)』相当だと思います。
トーハンの2006年上半期ベストセラー発表
CAXの日記経由で、TOHAN 2006年上半期ベストセラー。トップ10だけAmazonアソシエイトリンクしました。
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- 国家の品格
- 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
- 新・人間革命 (第15巻)
- 人は見た目が9割
- えんぴつで奥の細道
- おいでよ どうぶつの森 かんぺきガイドブック
- 超バカの壁
- 生協の白石さん
- 病気にならない生き方
「人間革命の壁」以上は3作。『ハリーポッターと謎のプリンス』は、5月発売でトップ1なんだもんなあ。
ぱっと見てわかるとおり、新潮新書のすごさがわかるかと。『国家の品格』『人は見た目で9割』『超バカの壁』の3作が全体のトップ10に入っています。
『えんぴつで奥の細道』、このランキングではじめて知ったのですが、「奥の細道」の手本字を鉛筆でなどって文字の練習をしつつ松尾芭蕉の旅を追体験しよう、というものだそうです。興味ひかれるけど、私は三日坊主だからなあ。
ゲーム攻略本では「おいでよ どうぶつの森」のものが7位、そして13位と19位。売れてるなあ。「ファイナルファンタジーXII」関連は11位に「FINAL FANTASY XII First Fligt Guide」があるぐらいです。
〈単行本-文芸〉部門、〈単行本-ノンフィクション他〉部門、〈単行本-ビジネス〉部門、〈単行本-ゲーム関連書〉部門、〈新書-ノベルス〉部門、〈新書-ノンフィクション〉部門、〈全集〉部門と、部門別も興味深い。
売れてる売れてると言われている『ダ・ヴィンチ・コード』が見る影もなかったり(売れてるのは集計外の文庫だということがよくわかるかと)、「話題にならないベストセラー作家」Yoshiの新作は出版社が変わっても相変わらず売れてるし、『ウルトラ・ダラー』も売れてるんだなあ。『天使がくれたもの』はYoshiを売り出したスターツ出版の次の弾のようです。
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