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音楽: 2006年5月 Archive
『オレ流クラシック』はアグレッシブな選曲
MM/Memoに『オレ流クラシック』というのが登録されてて思わず「なんじゃこりゃー」って思ってしまいました。落合博満選曲監修。中日ドラゴンズ公認。
有言実行オレ流落合監督がいつも聴いている曲を自ら選曲・監修し1枚に集めました。
キャンプにもCDを持参する程落合監督はマーチ&クラシック好きです。
音楽は必ず脳に影響します。このCDを聴いてオレ流を体感し、あなたのオレ流を引出して下さい!
2005年11月発売だったのね。パッケージは「腕組みしている落合監督のスナップ写真」だそうです。ネットCDショップには上記画像しかみあたらない。
一曲目の「ワルキューレの騎行」は怪演の名高い宇野功芳指揮・新星日本交響楽団のものらしい。まるごと聞いたことはないんだけど、遅いテンポ、重いリズムだとか。キングレコード試聴サイト(セブンアンドワイ商品ページからいけます)で冒頭だけ聴くと、最初は確かに遅めだなと思ってたら、管楽器の旋律が出てきたとたんに「うぉ、遅い!」。「普通の演奏」の録音もキングレコードは持ってるはずなので、宇野指揮を選んだのはわざとでしょう。問題は誰が選んだのか、だ。
4曲目の「アンダンテ・カンタービレ」、5曲目の「ます」、6曲目の「悲愴ソナタ」以外はアグレッシブな曲ばかり。3曲目までで持ち上げて、4、5、6曲目で落ち着かせ、7曲目から持ち上げる、という選曲かなあ。
mixiが音楽SNSに参入
NIKKEI NET IT-PLUSが、mixiはユーザーが再生した音楽を記録し履歴が見えるようにし、それを元にそのユーザーの再生回数が多いアーティストを表示させたり、全体で人気曲ランキングを作ったりするサービス「ミクシィミュージック」をはじめると報じました。mixiのプレスリリースには見当たらないのですが、今のところはプレミアムサービスだけらしい。
私はプレミアム会員じゃないので詳細はわかりませんが、音ログやPLAYLOGに対抗して巨人mixiが入ってきた、ってことかな?
会員がネットで同じ音楽が好きな人を探したり、試聴、購入が簡単にできるというのだとLast.fmを思い出しますし、エキサイトがこの夏にLast.fm国内サービスをはじめるとすでに報じられてます。どちらかといえばこっちの対抗サービスなのかな。
そういやPLAYLOG、最初は面白かったんですが最近はめっきりご無沙汰状態だ。
追記:プレスリリース発見。専用ソフト「mixi station」をインストールし、iTunes, Windows Media PlayerなどのPC用音楽プレイヤーで再生された曲情報を送る
ようです。ということは音楽再生ソフトを選ばないのかな?iTunes、Windows Media Player限定です。Mac版はiTunesだけ。
他ユーザーの音楽リストからiTMSやAmazon.co.jpへのリンクがあって、購入誘導している、と。さすがに「この曲を聴く人はこんな曲も聴いています」というリコメント機能は弱め。今後強化していきたいようですけど。
千秋真一がクラシックで柊恵一がアニメ音楽な件
クラシックブームのせいか、 「ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ」の次は「おねがいマイメロディ」から「おねがいマイメロディ 柊恵一 ヴァイオリンソロアルバム」ですよ……といっても発売は3月。やっと購入して聴いてます。
オンラインショップでもリアルCDショップでも、「のだめカンタービレ」のCDはクラシックコーナーに、「おねがいマイメロディ」のヴァイオリンソロアルバムはアニメコーナーにあるんです。レンタルCD店で「柊恵一 ヴァイオリンソロアルバム」を見たことないけど、きっと同じ目にあうような気がする。
中身はというと、1曲目は確かにアニメオリジナル曲ですが、あとはクラシックのヴァイオリン曲オンパレード。ただし超絶技巧系ばかり取り揃えた感じで、子供向けという気がしません。たとえばクライスラー作曲の場合「美しきロスマリン」「愛の悲しみ」「愛の喜び」のような甘くて有名な曲を使わずに「プレリュードとアレグロ」を選曲といった具合。パガニーニ「24のキャプリース」(と表記されてた)で定番になってる24番じゃなくて13番選んでるのは不吉な数字だから?
クラシックというと癒し系なイメージがあるんですが、こういうダーク系もあるんだよ、という感じ。癒されるどころが不安になってきます。最後の「タイスの瞑想曲」で癒されるけど。しかし最後に「タイスの瞑想曲」(オペラ「タイス」で娼婦タイスが改心するあたりの幕間の曲)を持ってくるあたり、選曲者はなかなかやるな。
実際にヴァイオリンを演奏している人、たぶんプロなんでしょうね。「柊恵一」の名に恥じない名演奏です。でもヴァイオリンの中の人情報はまったく書かれてません。このへんものだめカンタービレのブラームス交響曲第1番と同じか。
ちなみに、同じ(まて)10代ヴァイオリニスト、五嶋龍のデビューアルバムと並べてみました。
ポーズが似てるよ!
「ファンタジスタ!モーツァルト~モーツァルトと仲間たち」
NAXON+タワーレコードな「ファンタジスタ!モーツァルト~モーツァルトと仲間たち」を買ってしまいました。なんとCD10枚組で2500円(税込)です。
剃り込み入ってるとしか思えないパッケージはともかく、紙ケースの中の10枚のCDはなかなかの圧巻。
作曲年代別に並べた5枚だけでなく、モーツァルトに影響を与えたバッハやハイドン、サリエリなどのライバル、そしてモーツァルトの曲のオマージュなどが含まれています。サリエリのCDなんか普通買わない(売ってるけど)から、いいきっかけになりそうです。
それから20世紀前半に録音された巨匠の演奏。メルバなんぞ入ってるとは驚きだ。
山尾敦史さんの解説がまたおもしろい。山尾好奇堂: ファンタジスタ!モーツァルトに解説の一部が載ってます。
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