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ニュース: 2008年6月 Archive
九天社が倒産したらしい
Twitter経由Pickles weblogによると、九天社が倒産したらしいです。公式サイトは現在メンテナンス中です。いましばらくお待ちください。
状態。今のところ公式発表・マスコミ報道はないようです。
九天社は『グーグル八分とは何か』とか『学位商法―ディプロマミルによる教育汚染』、『ウィキペディアで何が起こっているのか―変わり始めるソーシャルメディア信仰』を出している会社なので、これらの書で批難されている団体による圧力で倒産に追い込まれたのではないかと陰謀妄想をたくましくさせてしまいます。
けっこうWeb関連の技術書も出していて、『実践Web Standards Design―Web標準の基本とCSSレイアウト&Tips』や『Twitter!―Twitter APIガイドブック』もここの会社。『Winnyはなぜ破られたのか―P2Pネットワークをめぐる攻防』もね。
自己破産らしいという話なので、おそらくこれから書店店頭から消えていくと思われます。これだけは確保しておけ、という本は他にないかな。
野田昌宏さんと氷室冴子さんの訃報
SF翻訳家、作家の野田昌宏さんと、少女小説家の氷室冴子さんが亡くなられました。野田さんの訃報はmixiの大森望さんの日記で、氷室さんの訃報はasahi.comから。
野田さんは、キャプテン・フューチャーシリーズや銀河辺境シリーズの翻訳、作家としては銀河乞食軍団の著作があります。私個人としては『スペース・オペラの書き方』の著者としてのイメージが強いです......絶版かあ。
一度倒れたことがあったので「とうとうこの日が来てしまったのか」とも、ちょっと前までキャプテン・フューチャーシリーズの新装版が出ていたので「最近までお元気だったのに」とも思います。今『風前の灯!冥王星ドーム都市』のあとがきを読むのはつらい。
そして、氷室さんは、コバルト文庫の看板作家として多くのヒット作を出しました。今の「ライトノベル」の源流の一人ともいえる人です。私が自分の小遣いで買った二冊目と三冊目の本、『シンデレラ迷宮』『シンデレラミステリー』の作者で、私に大きすぎる影響を与えてくれました。こちらも絶版だ。代表作のなんて素敵にジャパネスクシリーズやクララ白書などは新装版がでて入手可能です。
10年以上執筆活動を行ってなくて、どうしてるんだろうと思ったら、まさかの訃報。51歳は若すぎる。
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