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インターネット: 2007年5月 Archive
アニマライトのレビュー転載問題
アニマライトというアニメ・マンガ・ライトノベル感想検索サイトがあるんですけど、最近そこが無断で感想を転載してるとライトノベル書評ブログ界隈で問題になってます。3月ぐらいから感想をクロールして転載して表示してたことがちらほら話題に出てたんですが、まいじゃー推進委員会!が取り上げたから盛り上がったのかな。
平和の温故知新@はてな - レビュー検索サイト「アニマライト」に感想をもってかれるがいまのところ一番まとまってるかな。
過去に同様の騒動がなかったかというと実はあったわけで。MOMENTSでも指摘されてますがishinaoさんのblogmapでRSS情報再利用にishinaoさんのAmazonアソシエイトに変換されてた件がよく似てる(2chまとめブログのアフィリエイト問題はまた別問題)
私はアニマライト利用者でもアニマライトに感想ぶっこぬかれてるわけでもないので他人事モード。不愉快に思う人には、著作権がどうとかという以前に「自分の著作物を使って他人が収入を得るのが許せない」人と、「相手方のコンテンツとして使われる」ことを嫌う人に二分されるような。
アニマライトのバックグラウンドがよくわかってないのも反発を受ける一因でしょうか。whois情報をみるとデータマイニングや検索エンジン開発している会社のようですけど、業務外で個人運営しているようでもあるし。
それはともかくレビュー検索サイトが存在するとして、どのような形なら許されるんでしょう。All ConsumingやTechnoratiのように、無断でも記事の概要(description)程度ならいいのかな。それとも個人ならOKで企業ならNG? アフィリエイトの有無?(All CumsumingとTechnoratiはともにAmazonアソシエイトやってます。All Consumingは個人、Technoratiは言うまでもなく企業。どちらもほぼ無断でデータ収集しています)
サービスを開発する側のとまどいを少年少女科学倶楽部が表明しています。開発側としては「じゃあどうすりゃいいの」って思うのは当然ですね。開発費用も運転資金も0じゃないんでアフィリエイトでまかないたいとはおもうでしょうから。
nowaもはじめました
招待状をもらって、livedoorのライトユーザー向けブログサービス、nowaもはじめました。ソーシャルネットワークサービス的な「お気に入り」機能と、一行メッセージ「ナニシテル?」つき。
Twitterと違って「ナニシテル?」は、残念ながら特定の人の過去の「ナニシテル?」一覧を見られないみたい。「お気に入り」に入れた人の「ナニシテル?」一覧を見ることはできるのですが。
今のところクローズドβテスト中なので、正式公開のころにはまた機能が増えるかも。
自分ポータルな新サービス「アバウトミー」
@niftyがはじめたプロフィールサービスアバウトミーに登録してみました。
iddyと同じく、ブログやソーシャルブックマーク、フォトサービスを登録できるので、自分ポータルとして利用可能です。残念ながらインスタントメッセンジャーのアカウントを登録することはできないのですが。
オリジナルURLといって、最初に登録したときは http://aboutme.jp/profile?user=nnn(nは数字)になっているものを、http://hogehoge.aboutme.jp/(hogehogeは2~20文字の半角英数字とハイフン)に変更することができます。ただし一度変更したら二度と修正できません。
「アバウトミー」には、ソーシャルネットワーキングサービス的な「コンタクト」という概念があります。コンタクトに入れると自分のページに相手のアイコン画像が表示されます。自分をコンタクトに入れている人を表示させることも可能。多くのソーシャルネットワーキングサービスのようにコンタクトを拒否することはできません(コンタクトし返さないというのは可)。
質問と回答をプロフィールページに入れておくことも可能。質問をユーザーが作ることもできます。
Javascriptでアバウトミーのプロフィールデータを表示させるブログパーツも提供されています。
書籍を無断転載してアフィリエイト収入を得て逮捕
INTERNET Watchで報じられるところによると、書籍『最新版 香水の教科書』のほぼ全文をサイトに著者に無断で転載していた人物が、著作権のうち公衆送信権侵害として逮捕、送検されました。ACCSにも記事があります。
どうやらアフィリエイト収入を得る目的で転載していたらしい。全文転載なんかしたら書籍アフィリエイトで買ってもらえないよなあと思ったけど、無断転載した記事に香水販売アフィリエイトリンクつけるんなら話は別でした。香水うんちく+香水販売だと、確かにうまく「買いたい」と思わせられるのかも。
アフィリエイト収入を得るために約100件のURLを持ち、毎月約10万円の収入を得ていたことを供述しているという。
この約100件のURL
というのがちょっと謎。アフィリエイトサイトを約100持っていたのかもしれないけど、『最新版 香水の教科書』のサブタイトルが「愛されるための109のテキスト」なので、もしかしたら109の章を1章ごと1ページにして無断転載していたという意味かもしれません。
乱立するTwitter風サービス
Twitterがイノベーターな人たちに流行ってるせいか、似たような日本製サービスがどんどん増えてます。私が知ってるだけでも4つあります。
ちょっと乱立しすぎな気がする。
そういえばHaru.fmについてCNET Japanの記事で
LivedoorやはてなのIDを用いてHaruを利用することもできるほか、OpenIDにも対応している。
ってあったんだけど、それっぽいメニューが見当たらないです。わざわざIDとらなくてもいいのは興味深いんだけど。
「Hotwired Japan」の後継「Wired Vision」プレオープン
2006年3月末に更新を停止して以降1年以上音沙汰がなかった Hotwired Japan のその後がやっと見えるようになりました。新しいサイト名はWIRED VISION。Hotwiredのお知らせとWIRED VISIONのプレスリリースが公開されてます。
日頃より、Hotwired Japanをご愛顧いただきありがとうございます。
Hotwired Japanでは、2006年3月末日に更新を停止しておりましたが、このたび「Wired Vision(提供:株式会社ワイアードビジョン)」という名で新たなサービスを開始することになりましたのでお知らせいたします。
2007年5月10日 プレサイトオープン
2007年5月24日 サイトオープン(予定)
アメリカでウェブマガジンの先駆けとして誕生した「HOTWIRED」の日本語版「HOTWIRED JAPAN」が、新たなコンセプトのもとに生まれ変わりました。「HOTWIRED JAPAN」は、1997年にスタートし、NTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)がその運営を行い、当初からITとエコロジーにフォーカスし、ブログ、オープンソース、社会起業家などをいちはやく紹介して、その "先進性" に高い評価を得てきました。Wired Visionは、このNTTレゾナントとの連携のもと、先進性の高い記事をより一層ブラッシュアップする形で提供し、各々の読者が、"アカルイ未来" を構築する(Creativity, To a brighter Future)ためのビジョンやアイデアをお伝えしていきます。
WIRED VISION は現在プレオープン中。サイト構築に Movable Type を使ってます。最近 WIRED NEWS に出たニュースを一部和訳して提供してるんですが、いきなり「日本人の本音が分かる、巨大掲示板『2ちゃんねる』」(WIRED NEWS原文:2-Channel Gives Japan's Famously Quiet People a Mighty Voice)を訳しますかい。
今はフィード配信してないけれど、正式オープンの時には配信してくれるといいなあ。
Amazonインスタントストア・ウィジェット登場
AmazonのインスタントストアはAmazonアソシエイトを使った簡易ストア作成機能ですが、実のところあんまり売れた気になれません。Stellaのお気に入りシリーズはともかく少女文庫ニュース新刊ストアはこまめにメンテナンスしてるんだけどなあ。
ちゃんとメンテナンスしても、そのことをブログなりなんなりで紹介するのが難しいから、というのもあるのかもしれません。
そしたら、サイドバーに表示するようなブログパーツの一種として、Amazonが「インスタントストアウィジェット」というのを作ってきました。
Google AdSenseみたいなデザインなんだけど、そもそもAmazonおまかせリンクがこういうデザインでした。
どうやら各インスタントストアトップページに表示されているカテゴリーの中しか表示されないみたい。商品数が少ないとAmazon.co.jpの一般広告になってしまいます。
インスタントストアを利用したブログパーツにはAstoreBadgeというのがあります。こっちだと商品数少なくても大丈夫なようだし、動きがあります。
Amazon.co.jpが「本・雑誌を買うと、総額100万円分が当たる!」キャンペーン中
Amazon.co.jpが本か雑誌を2007年5月1日から31日までに1回の注文で3980円(税込)以上購入し発送終了した人から抽選で最高50,000ポイント当たるポイントキャンペーンを実施中です。
50,000ポイントは10名、10,000ポイントは50名の計60名。
特にエントリーのための操作は必要ありません。対象商品(和書・洋書・雑誌)であれば購入・発送で自動エントリーになります。ギフト券を使用してもその分を差っぴいたりはしません。ただしAmazonマーケットプレイスでの購入は対象外。ギフト券購入代金や配送料、ギフト包装料、代引き手数料は「3980円」の対象外です。
在庫なしなどで発送が6月以降にずれ込んだ場合は残念ながら対象外になってしまいます。注文時には注意しないと。
詳しいことは「本・雑誌を買うと、総額100万円分が当たる!」キャンペーンのページをご覧ください。
Amazon.co.jpのスポンサーリンクが「Clickriver」に
Amazon.co.jp で商品検索していて何の気なしにスポンサーリンクの広告をマウスオーバーしたら、今までは Overture のドメインが出てきていたはずだったのに、「rd-jp.a9.com」という見慣れないドメインになっていました。もしかしたらずっと前からだったかもしれません。以前は検索結果の3つ目と4つ目の間など上のほうに出てきたのが、今は最後に出てきます。
a9.comはAmazonの検索子会社。ってことはこれがTechCrunch JapaneseやSEMリサーチにあったClickriverですか。
Clickriverのサイトは英語ですが、表示される広告を見る限り日本の広告主が出稿しています。
HD DVD processing key で digg が炎上
16個の256進法のコードが突然流行りだしたんで何が起きたのかと思ったら、diggで祭りになってたようです。(cf. 大西 宏のマーケティング・エッセンス、TechCrunch Japanese)
もともとはHD DVDのコピーを防止するために暗号化しているものを復号するためのキーを公開したサイトがあり、アクセスが集中。diggで大量ポイントがついてました。Wikipediaの「HD DVD」の項目にも載ってたらしい。
diggはその記事の登録を削除。すると削除に反発したdiggユーザーが問題のコード入りの記事を大量に登録。一時はトップページが埋め尽くされる勢いでした。今は正常化している模様。
ちなみに、Wikipediaの「HD DVD」の項目は復号キーを削除した上でプロテクトがかかってしまいました。
diggの公式ブログこの件に関するコメントが出てました。賛否両論の様子。
日本にも飛び火して、はてなセリフで復号キーネタをするユーザーも出るぐらい。
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