帝国データバンクが、児童図書の中堅出版社理論社が民事再生法の適用申請をしたと報じました。
近年は、少子化の影響などによる市場の縮小傾向から販売が落ち込み、2008年4月期は年売上高約15億7600万円を計上していたが、年商規模に匹敵する借入金が重荷となっていた。
負債は2010年4月期で約22億円。
理論社は森絵都『カラフル』が映画化したり、『この世でいちばん大事な「カネ」の話』がTVドラマ化したりと、悪い話は聞いてなかったのですが、全体的に低迷してたんですか。しかし、売上高以上の負債額。なんでこんなことに。
自己破産申請でも解散でもない「民事再生法適用申請」なので、スポンサーと再建計画が決まればまたおもしろい本をだしてくれると思います。
小前亮さんの「三国志」を読み続けているだけに、一日も早い再建を願います。
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