中途半端なところで止まっていて、続きが待ち遠しいライトノベルの一覧です。
私が読んでいないもの、読んでいても「続きは別にいいや」なものは入っていません。あと、半年開いている程度だと入れていません。
- 小野不由美「十二国記」シリーズ(講談社X文庫ホワイトハート)
- 外伝短編が新潮社のyomyomにときどき掲載という状態です。本編、というか、泰麒と李斎が旅だった後どうなったかがわからずじまい。一時は何の音沙汰もなかったぐらいなので、外伝短編だけでも公開されるだけましではあるんですが。気になってしょうがない。もしや新潮社で刊行ってことに?
- 高野和「七姫物語」シリーズ(電撃文庫)
- もともと1年か1年半に1冊出る寡作なシリーズではあるのですが、2008年に第5巻が出て以来、2年以上音沙汰がありません。5巻で政治状況が大きく動いて、「これは物語の終焉が見えてきたか?」と思ったら止まってしまいました。ああ。そもそも他で書いている様子もなく、いろいろ不安です。
- 高殿円「そのとき」シリーズ(角川ビーンズ文庫)
- 高殿さんのパルメニアもののうち、3つめのシリーズ。現在ルルル文庫で刊行している「プリンセスハーツ」の100年ぐらい前のお話になります。メリルローズ(本物)の祖父の叔父あたりの世代。もうね、悲劇の終幕を予感させるシーンを提示して打ち切り? って状態。高殿さんはこれ以降ビーンズ文庫でお仕事をしていないようなのがさらに追い打ちをかけます。どこかで続編刊行してくれないかなあ。
高殿さんといえば、「ファミ通文庫の『カーリー』の続きマダー」もあります。 - 小林来夏『キスとDO-JIN!』(もえぎ文庫ピュアリー)
- 世間知らず腐女子お嬢様の同人漫画家サクセスストーリー(ラブ入り)で、なんだかラブ方面が不穏な空気を醸し出してきたなーと思ったら、レーベルがなくなってしまいました。なんてこったい。他のはシリーズものとしては終わったことにしても大丈夫だったような記憶があるのですが、キスDOは終わってる感じがしてないです。続きがどうにかならんのかなあ。
- 秋山瑞人・古橋秀之「龍盤七朝」シリーズ(電撃文庫・メディアワークス文庫)
- 中華ファンタジーシェアードワールドで、1冊ずつ刊行している状態です。どちらもストーリー的にはあと1冊でひとまとめになりそうなんですけど、その1冊がいつ出るかさっぱりわかりません。
- 犬村小六『レヴィアタンの恋人』(ガガガ文庫)
- 世紀末覇王伝説じゃなかったアフターバイオハザード異能格闘。実は切りのいい3巻まで読んでいて、4巻は手をつけてません。新章突入したところで止まってるらしいので。『とある飛空士への恋歌』の方に集中してるんだろうなあ。
- ナンシー・スプリンガー『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズ(ルルル文庫)
- 5巻までは順調に翻訳されてきた『エノーラ・ホームズの事件簿』が、最終巻を残して訳が止まっています。原書最終巻が2010年5月刊行なので、翻訳作業中なのだと思いたいのですが、最近のルルル文庫は翻訳が出なくなってしまったのが心配どころ。最後の1巻なのでぜひルルル文庫での翻訳をお願いします。
- 古龍「マーベラス・ツインズ」シリーズ(GAMECITY文庫)
- 以前に一記事にまとめたので多くは言いません。最終章を前に足踏み状態でレーベルは休止状態。もう別の会社で出し直してくれたっていいよ状態です。
他には、有名どころだと、年内に出ると言われつつ年内があと4ヶ月になってしまった『涼宮ハルヒの驚愕』とか、発売予定日から9年たってしまった『E.G.コンバット Final』とか、がれきに埋もれて20年たった『カル・ランシィの女王』(その後外伝が1993年に出ている。もちろんその後は音沙汰がない)をはじめとした前田珠子さんの作品の数々とか、「赤いモルダウ」がなんだかわからないまま16年たってしまった『まんが家マリナ赤いモルダウの章』とか、大人の事情(版権的な意味で)で中断してしまった『蓬莱学園の革命』とか、「1」とナンバー振られているのに続きが出ない『ミナミノミナミノ』『フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に』『MA棋してる!』とか......いかんキリがなくなってきた。
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