ずっと前ですがTechCrunchにTwitterは小説づくりのプラットフォームになるか?やTwitter小説家はLoneyGirl15のマジックにあやかれるのかという記事が掲載されました。最近だとAFPBB Newsにツイッターで史上初の長編小説という記事も。Twitterでリレー小説をやったり、140字以内のショートショート掲載、長編小説を140字ずつ掲載するなどの試みが英語圏では行われています。
日本でもTwiccoを使った短歌会、Let's Haikuというコミュニティがあります。発言数は少ないですけど、短歌や俳句が投稿されています。また、カエルカーさんが日常のつぶやきの間に複数の投稿にまたがる連作形式短編が掲載されています(まとめBLOG)。作家の津原泰水さんが小説『百歳の少年』を連載する試みを行っています(コンセプトの解説)
でも「日本文学の可能性ってすごいなあ」と思うのは、Twitterの140字制限でショートショートを書いちゃう人がいること。作家の円城塔さんのEnJoe140やrikuoさんのTheLastWillなど。他にもあるかな? 140字でオチまで含めるので、一つのアイデアを簡潔に描写しなければならないので「ルースの宝石」といった印象。英語よりは日本語の方が140字で説明できる内容が多い気がします。
実際に140字で面白いショートショートを書くのは至難の業ですが、小説を書いてみたい人を呼び込むには「140字でOK」なのは呼び込みやすいです。ただ専用にTwitterアカウントを取るのは敷居が高いですね。ついっこやハッシュタグ使って集約するのはいいアイデアだけど、その分書ける文字数が減ってしまうのが難点。
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