最近の「歴女ブーム」(マスコミなどが「歴女」を取り上げるブーム)のせいか、女性をターゲットにした歴史解説書が増えてます。戦国BASARAアニメが放映中なので、戦国武将ものの方が多めかな。女性人気という意味では戦国時代がトップで、幕末(というか新選組)、三国志あたりが続くらしい。源平あたりよさげなんだが今ひとつ解説書のターゲットにはならないなあ。
イケメン戦国武将のシリーズが一気に三冊出ました。こういう視点はあるよね、とは思いましたが友情編の表紙が誰なのかを理解した時に絶句しました。これが「サル」とも「ハゲネズミ」とも言われた人物か? 美化度が高すぎる。
歴史雑誌「歴史群像」を抱える学研からは『戦国"漢(おとこ)"絵巻』というのが。歴群編集部じゃないですけど。エピソード解説+4コマ漫画らしい。
『戦国BASARA武将がわかる本』は、戦国BASARAに登場する武将の史実はどうだったかという解説書。ぶっ飛んでるBASARAをそのまま鵜呑みにしないための本というか、BASARAファンを歴史にはめていくための釣り餌かもしれません。
『戦国男子! Vol.1』も、女性人気が高い武将10人に絞ったエピソード集。「Vol.1」ってことは「Vol.2」以降が出る予定ってこと?
イケメン本ばかりではなんですので姫の方も。『戦国美麗姫図鑑』は戦国時代の深窓の姫君から女武者までさまざまな女性を妄想もたっぷりに紹介してます。戦国時代はどうしても男性主体ですから、女性にスポットを当てたのはめずらしい。