YOMIURI ONLINEによると、これまでに23万部を発行している、東京ディズニーランドでのキャストとゲストの逸話を集めた『最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話』に、盗作とみられる記述があるようです。
「小さな親切」運動本部が主催する「小さな親切」はがきキャンペーンに応募し日本郵政公社総裁賞を受賞した作品と、『最後のパレード』にある「大きな白い温かい手」が、語尾や単語の言い換えが行われているぐらいでほとんど同じ文章だとか。YOMIURI ONLINEには読売新聞に掲載された
としか書いてありませんが、河出書房新社で刊行されている『涙が出るほどいい話〈第4集〉―あのときは、ありがとう』に掲載されています。
YOMIURI ONLINE記事によると、執筆した女性は。「ディズニーランドではなく、地元の遊園地に出かけた時のことを書いた」と話している
そうです。ディズニーランドじゃないわりには、原文に「ドナルドダック」って書いてあるけどね。
また、2ちゃんねるでディズニーランドで感動した事柄を紹介するスレッドにある、出版以前に書き込まれたものと似たものが掲載されている疑惑も。2ちゃんねるの書き込みと同じ元ネタを使った可能性があるので「2ちゃんねるからの無断転載」と言い切ることはできないのですが、あまりにも類似ネタが多すぎるというスレッドが結構前から立ってます。
「2ちゃんねるからのパクリ」では2ちゃんねる以外に話題が広がらないけれど、「2ちゃんねるに無断転載した読売新聞掲載の記事」を無断利用したことで、読売新聞が動いたのかな。
それにしてもYOMIURI ONLINEに載った著者のコメントはいただけない。「15年間現場にいたから、こういう話はいくらでも聞いている。決してうそではない」とする一方、「全部本当かどうかは分からない」とも話している
って、サブタイトルに「本当にあった」を入れた書籍についてのコメントじゃないだろう。読売新聞記者が悪意を持って入れたんだよね、そうだよね?
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