現代の学園を舞台にした作品は、世代交代の続編を書くのが難しいという記事で、
1990年代終わり以降に現代の学園を舞台にした作品が主流となると、このような続編の作られ方は激減してしまいます。最近のヒット作では「アリソン」と「リリアとトレイズ」くらいではないでしょうか。
という指摘があったのでちょっと気になりました。「アリソン」と「リリアとトレイズ」は現代を舞台にした作品じゃないですよなあ。
giolumさん本人が指摘しているように、「現代」から時間を動かせない
からでしょう。別にライトノベルのことだけじゃなくて、学園ものじゃなくても、一般小説・漫画でも現代を舞台にしたもので世代交代が行われている作品ってあまり見ない。下手するとサザエさん時空に入り込んでしまう。
逆に言えば1980年代後半から1990年代前半のライトノベルのファンタジーやスペースオペラ
がやけに主人公の子供が続編の主人公になっている物語が多かった
ことの方が特異なんじゃないかなあ。
今でもライトノベル近似レーベルだと世代交代した話が出版されています。「スカーレット・ウィザード」の主人公たちの孫が登場する「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」がそう。あ、主人公たち本人が若返って大活躍するんだった。
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