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日本SFをアメリカで翻訳販売するレーベル「Haikasoru」、夏創刊

本とか音楽とかニュースとかによると、アメリカの出版社VIZ Mediaが日本SFを翻訳出版するレーベル「Haikasoru」を創刊、初期ラインナップに小川一水『The Lord of the Sands of Time時砂の王)』、桜坂洋『All You Need Is Kill原書)』、乙一『Zoo原書)』、野尻抱介『Usurper of the Sun太陽の簒奪者)』の4作品を翻訳すると発表しました(ニュースリリース(英語))。

Viz Mediaは小学館、集英社および小学館プロダクションの出資で設立した、日本の漫画やアニメの翻訳出版をメインにしている出版社。小説では既に『灼眼のシャナ』『空色勾玉』、『ブレイブ・ストーリー』などの英訳出版を行っています。

「Haikasoru」の由来は、P.K.ディックの『高い城の男(The Man in the High Castle)』の「High Castle」を日本語風に発音してみたものらしい(cf. ICv2)。公式サイトの天守閣画像といい、なんか日本のイメージが偏ってる気がする。

4作品は既にAmazon.co.jpで予約が始まっています。Amazon情報によれば『時砂の王』『All You Need Is Kill』が7月21日、『ZOO』『太陽の簒奪者』が9月15日発売の予定。表紙画像も登録されてますね。

原書(単行本・文庫版があるものは全部)と英訳版との表紙比較をしてみました。

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)The Lord of the Sands of Time

ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)All You Need Is Kill

ZOOZOO〈1〉 (集英社文庫)ZOO〈2〉 (集英社文庫)Zoo

太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)Usurper of the Sun (Usurper of the Sun)

『時砂の王』は微妙に描き直し(catalyさんのいうようにまるで間違い探しのよう)、『ALL YOU NEED IS KILL』は赤みがとれているような気がするがほぼ変更なし(色に関しては画像取り込みの際に変わってしまうので断定はできない)、『ZOO』と『太陽の簒奪者』は人間が出てくる描き下ろしの表紙になってます。『ZOO』も『太陽の簒奪者』も無機質な表紙だからかな。

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