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2008年12月 Archive
年の瀬
本当は2008年まとめエントリーを書くべきなんだろうけど、なんだか『アンゲルゼ』以外に書くべきものが思い浮かばない有様です。今年もよいシリーズはいっぱいありました。一般書でも良い本がありました。でも『アンゲルゼ』が圧倒しすぎてて。
ここ数日不調で本が読めてないので積読のやつで勧められているのが全然消化できずにいます。
本というと、今年は846冊も読んでました。読んだ割に感想をあまり書いてない。ブログ自体が更新頻度が激減してしまいました。「読んだだけ」にならないようにしなくては。
プライベートが少しごたごたしていまして、10日間ほど夫の実家に行ったり、来年も見舞いに行きそうです。
土壇場で発熱してしまってますが、迎春準備はほぼ整いました。
毎年おせちはセットを注文していましたが、今年は出来合いやらなんやらを集めておせちにする予定。いまどき三日間おせちだけ、ってこともないしね。
皆様、よいお年を。
祐巳・祥子編とうとう終幕『マリア様がみてる ハロー グッバイ』
『マリア様がみてるハローグッバイ』は予想通り卒業式話でした。『卒業前小景』で卒業式前日まで描いてしまったのだからあとは卒業式しかないのですが。
終わってみると綺麗にまとめたな、という感慨にふけってしまいます。この一冊に限れば、以前からのキャラクターやあまり登場していなかったキャラクターがそれまでに出てきた要素を元にまとめ上げてくれた、という印象。由乃さんがギャグ担当にされてしまってます。
きっちりと祥子と令の卒業、由乃のロザリオ贈呈、そしてラストで「紅薔薇さま」になった祐巳まで描かれていました。満足満足。これでシリーズ途中で「いつまで引き延ばす気だ!」ってことにならなかったらなあ。
以下今後についての妄想。
Eye-Fi Share購入しました
デジタルカメラ専用SDカード型無線LANカード「Eye-Fi Share」の日本正規版を購入しました。私はAmazonから購入しましたが、昨日注文して今日届きました。すばらしい。
「Eye-Fi Share」は、無線LANを使ってデジカメで撮った写真を自動でパソコンに保存したり、ネット写真共有サービスにアップロードします。ケーブルつなげてフォルダ開いて、という手間がなくなるのはすごい。
最初の設定はちょっと手間がかかるかなあ。無線LANのパスワードがうろ覚えだったり、どの電波が自宅の無線LANルータかを確認しながら(笑)設定することになりました。だいたい表示に従ってやっていけば迷う事はないですし、設定が終われば後は勝手にアップロードされるのを待つだけ。
使用できるオンライン写真サービスは、30days Album、Evernote、Facebook、Flickr、はてなフォトライフ、MobileMe、my Picturetown、Picasa ウェブ アルバム、Snapfish、TypePad、Vox、そして、サーバインストール型のGallery 2とMovable Typeです。Gallery 2とMovable Typeは、設定時にアップロード先のURLを登録します。
いろいろ選択肢があるからてっきり複数同時アップロードができるものだと思ってたのですが、一カ所しか選択できませんでした。ちょっと残念。撮ったまま公開する用と編集してから公開する用に分ければいいのかな。
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ネット写真共有サービス転送機能を削除したEye-Fi Homeや、ジオタグ機能付きのEye-Fi Explorerの発売はいつかな。日本国内の無線LANホットスポットサービスとの提携もあるといいなあ。
「豚もも肉でアイスバイン風」作ってみた
はてなブックマーク経由でアイスバインの作り方が話題になっていたのでさっそく作りました。
写真はおいしそうに見えませんが。たいへんおいしゅうございました。お子様にも好評。ニンジンを付け合わせとして加えた方がよかったかも。
レシピは転載しませんが、要は塩豚(豚かたまり肉の塩漬け)の表面に焼き目を入れて、タマネギとキャベツで蒸し煮にしたものです。本来の「アイスバイン」はすね肉で作るみたい。すね肉のかたまりを売ってるのって見た事がないのでもも肉で作りました。
All Aboutのレシピより手軽にできる事、付け合わせのキャベツも一緒にできあがるのが大きな違い。もちろんできあがりのキャベツに酸味はありません。塩気やうまみを吸っておいしいです。
私は肉を塩漬けにするときにスパイスやハーブを投入しています。タイム入れたら入れすぎたみたいで香りがきつくなりました。どんなスパイスやハーブを入れるとあうか、いろいろ試してみます。
インフルエンザ流行と検索数に相関関係
asahi.comにインフルエンザ、ネット検索増えれば流行の兆しという記事が掲載されました。なんでも、インフルエンザ流行が始まる1~3週間前に、関連する語句の検索件数が急増するのだとか。Yahooのデータを使った研究と、Googleのデータを使った研究双方で同様の結果が出た模様。
たぶんインフルエンザ流行の初期段階に、感染した人やその家族が「自分はインフルエンザじゃないか」「インフルエンザだと思うのでどうすればいいか調べたい」「知り合いがインフルエンザにかかったようなので予防法を知りたい」などと検索するようになるからじゃないかな。
Googleはインフルエンザ関連語句の検索数を表示するGoogle Flu Trendsというサービスを始めました。
日本ではインフルエンザの定点調査が大規模に行われているので、同様の研究がどんな結果になるのかな。あと、Google Flu Trends日本版が欲しいです。
でもたぶん新型インフルエンザは予測できないんだろうなあ。
インフルエンザの予防は、予防接種とマスク着用、帰宅後のうがい手洗い、体調管理ですよね。我が家は夫以外予防接種済みですので、うがい手洗い慣行を徹底するなどしなくちゃ。タミフルが効くといっても治りが早くなる程度だからなあ。
「のだめカンタービレ」映画化決定
Apple Storeのアフィリエイトがリンクシェアからバリューコマースに変更
リンクシェアのApple Store(Japan)アフェリエイトプログラムに参加してるんですが、今日「Apple Store(Japan)プログラム終了のお知らせ」というメールが届いてびっくり。
アフィリエイトがあんまり効果がなかったとかでやめるの? と思ったら、ネタフルにApple Storeアフィリエイト、リンクシェアからバリューコマースに乗り換え!という記事が。バリューコマース提携してるのに、Apple Storeのアフィリエイトが始まってたとは気がつかなかった。
申し込んだので承認されるといいな。
商品リンクもそれなりにやってたので、探してバリューコマース版に張り替えるのは面倒だなあ。
リンクシェアはiTunes Storeのアフィリエイトもやっていたので、そっちはどうなるんでしょうね。
『彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる』において完結に向けて動いている件
ずっとだらだらと続いていくかと思っていた彩雲国物語が、まさかの伏線消化に入っていてびっくりしてしましました。今は紅家編だけど、これから黄家編とか黒家編とか白家編といった具合に進んでいき、八仙全員集合&大団円と思ったら、まさかの内乱フラグですよ。このままだとあと2~3巻で完結しちゃいそうですよ。売れてるのは間違いないから引き延ばしに引き延ばして(今だってそうとう引き延ばしてる)「いい加減にしろ」などと言われながら20巻以上になるものだと思ってました。
角川書店の紹介文が信用ならないのはいつものこととはいえ、紅姓官吏出仕拒否なんかどうでもいいよね、な展開。ところで、表紙で清雅は何してるんですか。
初期からのキャラクターは邵可父ちゃん以外いいところなしな状態。絳攸は使えないし楸瑛は空気と化してしまい、静蘭は限界が見えてしまいました。王様がんばったけど疲れちゃったんだろうなあ。でもそこで誘惑に負けたらおしまいですよ、ってな選択をしやがりました。王様の努力はわかるんだけどねえ。そこで誘惑に負けるのもわかるんだけどねえ。
清雅はサドデレの片鱗を見せてくれたし、長官は長官で仕事人間なところがよいですよ。この二人の株が私の中で急上昇中です。
以下ネタバレと妄想炸裂
『アンゲルゼ 永遠の君に誓う』切なく感動の最終巻
感染症「天使病」と天使病発症者が変貌した種族「アンゲルゼ」によって人類が追い詰められた世界において、少年に心を残しながらも「特別」だということに苦悩し選択する少女と、少女への思いを自覚し長い道のりを歩む覚悟をした少年の恋物語。
著者の須賀しのぶさんのブログで「全5巻の予定が4巻で完結することになった」という内容が書き込まれたのを読み、「ええ! なんで?」と愕然としたのを覚えています。ついでに11月発売のライトノベルで「これは切り上げ完結だなあ」というのが二冊続いたのでビクビクしていました。
確かに「あと1巻欲しい」「二分割したほうがいい」と思わせてくれる内容でしたが、それでも大満足でした。レジデント初期研修用資料のmedtoolzさんが前半を購入したまま積んでると知って、Twitterで「ぜひ読みましょう」コールしてしまうぐらい。10冊オーバーのライトノベルが当たり前な状態で、4冊だと人に勧めやすいですね。
「特別」であることを描くライトノベルは山ほどあるけど、「特別」であることで「異形」となり、「社会」から「いじめ」という形ではじかれていく様を描くライトノベルはそうそうない。それでも「社会」を愛し、「社会」を守るために「社会」から離れていく選択をした陽菜の強さはすばらしいです。1巻のころから比べると格段に強くなりました。
売り上げがよくないらしいというのはファンにとっては悩みどころ。「流血は受けないのかなあ」とか「少女小説を含むライトノベルにおいては組織の論理に従わざるを得ない展開は反発食らうのかなあ」なんて思ってしまいました。でもそういうものがあるからこそ、有紗に対する湊の思いと、それを欺瞞だと言う敷島の言葉が栄えるんだと思うんですよ。
大満足なんだけど、それでも「ああ、ここが知りたかった! 見たかった!!」というのは山ほどあります。第二部書いて欲しいぐらい。ただ、第二部できたらほんとに「血と硝煙の臭いしかしない殺戮の嵐」になりそうです。でも死体の山の上で行われる再開シーンは読みたい。ものすごく読みたい。切実に読みたい。これ以上とない余韻を残した美しい終わり方だとはわかっていても、それでも読みたいと思うのはファンの業ですよね。
以下、エピローグまで読んだ上でのもーちゃんへのエール。ネタバレ満載です。
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