気が向いたらのライトノベル週報より、『ライトノベル創作教室』が秀和システムから2008年9月27日に発売されます。著者は「ライトノベル作法研究所」。どうやらサイトから抜粋しての書籍化らしい。オンライン書店では今のところセブンアンドワイぐらいしかデータができていません。セブンアンドワイでも予約はできません。
ライトノベル作家の養成に定評のあるWebサイト「ライトノベル研究所」の待望の書籍化です。ライトノベル研究所は、読者に「面白かった」と言ってもらえるライトノベルのテクニックを利用者全員で研究し、作品を批評しあい、技術を高めることを目的にしたWebサイトであり、出版社の文芸賞を受賞する作家も輩出しています。本書は、このサイトに蓄積された無数のノウハウを整理し、大幅加筆しました。キャラクターの作りから「てにをは」の使い方、世界観の作り、アイデア発想法、作家修行のうえで大切な効果的な読書法、ネット上での作品発表までの流れを詳しく解説しています。これからライトノベルを書き始める人にも、プロの作家を目指す人にもおすすめします。
正直「え? なんで秀和?」と思いました。そういや秀和システムはわりとサイトの書籍化が多い方だっけ?
目次
- 巻頭付録・ライトノベルの判型と文字量
- ストーリーの作り方のヒント
- キャラクターではなく「人間」を描こう
- リアリティのある世界観を作ろう
- テーマとは何か?
- タイトルの付け方
- プロットを作ってみよう
- 推敲をしよう
- タブー、これをやってはいけない!
- 美少女の書き方
- オリジナリティ論
- 基本的な文章作法
- 文章力をつけるためには?
- 効果的な読書法
- おもしろいギャグの作り方
- 小説サイトを作ってみよう
- 失敗しない小説ページの作り方
- 小説サイトのアクセスアップ
- 執筆に行き詰まったら
- アイディア発想法
- 小説用語集
類似の本と比べて、小説サイトへの言及があるのが目新しいです。これは「ライトノベル作法研究所」にもあるんですけどね。目次見て気がついたのですが、「ライトノベル作法研究所」にはある「作家デビューの方法」と「自費出版について」、「小説執筆用ソフトの解説」が、『ライトノベル創作教室』にはなさそう。
小説サイトへの言及があると、小説同人誌(自費出版というより、印刷所に製本までしてもらったりコピー誌作ったりして、書店ではなく自分の手で売るやつ)への言及を期待してしまったのですが、「ライトノベル作法研究所」にもない項目だったので難しそうだ。漫画ではない小説同人誌の作り方については『小説同人誌制作マニュアル』一択状態なんだけど、絶版なんだよなあ。Amazonマーケットプレイスじゃ高値取引だし。
(2008/09/27追記)
、秀和システム