私が最初に「あれ? 最近asahi.comは見出しで釣るようになったのか?」と思ったのは「初代社長に島耕作専務 初芝・五洋HD」という記事でした。
家電大手の初芝電産は、五洋電機への友好的買収に伴い発足する持ち株会社「初芝・五洋ホールディングス」初代社長に、初芝電産の島耕作専務(60)を起用する方針を1日までに固めた。83年の課長昇進から25年間、注目を浴び続けてきた「日本一有名なサラリーマン」が、ついに経営トップに就く。
実はこれ、週刊『モーニング』(講談社)の人気漫画「専務 島耕作」でのお話。連載は83年に「課長 島耕作」として始まり、今も続く。社長人事は今月中にも誌上で発令される。
ちょうどエイプリルフールでもあるので、「実はこれ」以下いらねー、などと思ってしまったんですが、昔asahi.comがエイプリルフール嘘記事をやったら苦情が殺到したらしい(via 『世界のエイプリルフール・ジョーク集』)ので難しいのかな。
一過性のものかと思ったら、4月4日には「白ヤギさんたら残らず食べた 尖閣諸島、がけ崩れ深刻」という、尖閣諸島で野生化したヤギによって草木が食われて土がむき出しになった場所が増えたという記事。まだ食べつくしてねーよ(ツッコミどころはそこじゃない)。
そして4月5日には「豊かな胸には何かがある」。見出しだけでは何を報じようとしているのかさっぱりわかりません。胸パッド裏に大麻の種子を隠して密輸入した男女が逮捕されたという記事でした。見出し以外はよくある逮捕記事。
4月の人事でAERAのオヤジギャグ担当者が異動してきたか、と思ったのですが、実は3月27日付の記事で「ひったくり 川に飛び込み 水の泡」という川柳見出しが使われていました。この記事、はてなブックマークによると、当初ひったくり 川に飛び込む 水の音
という見出しだったそうです。
この手の見出しのセンスは、各種スポーツ紙の方が一歩先行してるなあ。
- Newer: Amazonの新ウィジェット「くるくるウィジェット(TM)」
- Older: 「されど罪人は竜と踊る」がガガガ文庫に移籍