2007年のノーベル文学賞が発表されました。受賞者はイギリスの作家ドリス・レッシング。レッシグじゃなくてレッシング。
聞き覚えがないなあと思ったけど、日本語訳もいくつかありました。翻訳作品集成(SF/Mystery/Horror Translation List)によると、サンリオ文庫からいくつか訳されてます。「アルゴ座のカノープス」5部作の第1部『シカスタ』だけ訳されてそれっきりだとかね。
最近だと『ラブ・アゲイン』や『夕映えの道』など。『夕映えの道』はロンドンを舞台にしているのをパリに替えてフランス映画があるんですね。
時事ネタ的には『アフガニスタンの風』というエッセイがあります。1986年にパキスタンのアフガニスタン難民キャンプを訪れたときのものです。
87歳での受賞は歴代最高齢だとか。
AFPBB NewsでイギリスのブックメーカーLadbrokesの予想オッズが発表されて、フィリップ・ロスや村上春樹などが上がってましたけど、レッシングの名前はみあたらないような。
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