厚生労働省の専門家会議が新型インフルエンザ対策ガイドラインを26日にまとめたとマスコミ各機関で報じられました。「新型インフルエンザ対策ガイドライン(フェーズ4以降)(案)」への意見募集についてでパブリックコメント募集したものをまとめたものなんですけど、厚生労働省のサイトにまだ上がってません。だから報道にあったものから考えます。いまのところWeb上にあるもので一番詳しいのはSankei WEBの記事かな。
異常行動の報告で話題になっているタミフルですが、YOMIURI ONLINEではタミフル備蓄を維持
なんて書かれてるとおり、新型インフルエンザ対策の大きな柱になるみたい。実はインフルエンザワクチンの備蓄が1000万人分しかないんで、新型インフルエンザが大流行になった場合は投与をワクチン投与を限定するそうです。
asahi.comによると、ワクチン優先投与する職種はこういうところ。
- 治安維持(消防士や警察官、海上保安官など)
- ライフライン関係(電気、水道、ガス、石油、食料販売業など)
- 国や自治体の危機管理に携わる(国会議員、地方議員、自治体首長、国家・地方公務員など)
- 生活維持のための情報提供に携わる(報道機関、通信事業など)
- 輸送(鉄道、旅客・運送、航空運輸、水運業など)
報道機関いいなあ。どうやら私の身内でおこぼれにあずかれそうな人はなさげですよ。いや、この3月いっぱいなら私の母がその職種に入ってるんですがもうすぐ退職です。
発生後に製造するワクチンも初めのうちは不足しそうなので、優先順位を決めるそうな。でもこれは新型インフルエンザの症状や性質、「死亡を抑えること」を優先するか「国の将来を守ること」を優先するかで決めるらしい。どうやら実際に新型インフルエンザが発生してから優先順位を決めるようですね。
発熱に関する電話相談を受ける「発熱相談センター」の設置や、他の病気の患者に感染しないために疑いのある人を診察する「発熱外来」の設置も行われます。
他にも交通封鎖や学校閉鎖についてや、食料や日用品の備蓄リストなど、おもいっきり社会生活にかかわってくることも決められてます。今後一般向けにホームページが開設されるらしい。一般向けホームページができたら紹介したいと思っています。