Technobahnにヘビメタなどの音楽にはリラックス効果がある、英国で論文発表という記事が出ました。
イギリスで11-19歳までの10代の生徒、合計12万人を対象とした研究結果から学業が優秀な人がハードロックなどの過激な音楽を聞いた場合にはリラックス効果があるという ことが判明した。
ただし、リラックス効果があるのは優秀な生徒に限った場合。 学業が優秀ではない学生がヘビメタなどを聴いた場合は、かえってイライラが増したらしい。
このニュースは海外では結構報道されている模様。で、TelegraphやMedical News Today(英文)にはTechnobahnの記事にはないようなことが書いてありました。
全英の成績上位5%にないと入れない「National Academy for Gifted and Talented Youth」の11歳から18歳の生徒1057人の家族、学校態度、レジャー時間、メディア嗜好を問うた中に、音楽ジャンルの趣味を聞いた、と。ロックやポップスが好きかどうかに有意差はないが、ヘビメタが好きな人は家族関係や友人関係があまりよくなくて自尊心が低い人という結果が出たらしい。
そして「ヘビメタが好きだ」と言った優秀な生徒19人にオンライングループインタビューを行ったところ、彼らは自分がMetalheads(ヘビメタ狂)であると考えたことがないけれど、ヘビメタ文化の一部とは同一視していた、と。そして彼らがヘビメタを聴くのはフラストレーションの解消のためのようです。
TelegraphやMedical News Todayの記事からは、「優秀でない生徒がヘビメタを聴くとイライラが増す」といったことは見当たりませんでした。Technobahnのニュースソースはどこなんだろう。
まあヘビメタはけっこうスカッとする楽曲ありますからねえ。ヘビメタ聴いてるからといって不良(死語)になるというわけではない、と。でもこの調査結果って「ヘビメタが好きな人は家族関係や友人関係があまりよくなくて自尊心が低い」と別の意味であまりいい捉え方をされなくなるなあ。
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