少女文庫ニュースで中華風ファンタジーシリーズの紹介という記事を書いたので、中華風ファンタジーなライトノベルで入手しやすいシリーズものを紹介。
ろくごまるに「封仙娘娘追宝録」
仙人和穂がミスで封じていた宝貝を人間界に落としてしまう。唯一その場に残っていた刀の宝貝殷雷とともに宝貝回収の旅に出る異世界中華風ファンタジー。著者病気療養中のため『刃を砕く復讐者』は上巻が出てから下巻が出るまで5年かかってしまいました。続きは出るんだろうか。.
……あれ? 中華風ファンタジーってほかにあったっけ?
少女向けには少女文庫ニュースに書いた『十二国記』『夢の宮』『彩雲国物語』などがあります。ライトノベルレーベルじゃなくていいなら『創竜伝』や『後宮小説』『僕僕先生』もあるんだけど、なぜか少年向けライトノベルレーベルには少ない。入手しやすくなくていいというのなら、『央華封神』とか『大唐風雲記』は思い出せたんだけどねえ。
追記:コメント欄での指摘を元に、「シリーズ」にこだわらなければいくつかあるみたいな。
古橋秀之『IX』
「ノウェム」と読みます。ラテン語。中国っぽいのになぜかラテン語。武侠ファンタジーになるかと。ボーイ・ミーツ・ガールと気功武術が入り乱れて、ってなもので、続刊が期待されたんですがいっこうに出ません。
豊野穂稀『天仙物語』
未チェックなのでよくわからないのですが、仙人が罰として地上に逃げた魔女を捕まえにいくラブコメ(え?)らしいです。もちろんラブコメ相手は魔女じゃなくて一緒に捕まえる相方かと。続刊は……どうだろう。
諸星崇『白王烈紀』
これも未チェックですが、霊獣を身体に宿して戦う武侠ファンタジーのようです。ボーイ・ミーツ・ガール。二巻のAmazonでの紹介で「ジャポネスクファンタジー」とあったので選択肢から消したんだった。
高野和『七姫物語』
中華か、というとその周辺部の話になるわけですが(朝鮮半島かインドシナ半島か……)、アジアン・ファンタジーに入るのかな。「中原」に隣接する「東和」という国の、姫宮制度と東和のありかたを、姫宮とは名ばかりの少女カラスミの目線で捕らえた本格架空歴史です。年一冊ペースですけど、数少ない続刊が期待できるシリーズ。
田村登正『大唐風雲記』
唐の安史の乱を舞台に、少女の身体を借りて蘇った則天武后(と呼ぶと怒られます)が、方士見習いの少年や楊貴妃(ただしがっちりむっちり体型)らとともに安禄山の反乱軍に抗するためにいろんな時代にタイムトラベル。5年近く新刊出てないし、シリーズ中断かなあ。
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