ふとしたきっかけで、漢文版Wikipediaの存在を知りました。古代あるいは文語の漢文によるWikipediaです。2007年1月1日現在の純記事数は576で内容の充実にはまだ遠いですが、さすがに漢・後漢の皇帝の記述は実用の範囲内にあるみたい。
もちろん中国語版Wikipediaはちゃんとあります。この中国語版は「普通話」(要するに標準語)なのかな? 2007年1月1日現在の純記事数は10万7342で、純記事数は多い順で十二番目になります。
中国語系のWikipedia(URLがzhで始まるもの)で二番目に多いのはミン南語版。福建省南部や、そこから移住した台湾などに話す人が多い言葉らしい。ミン南語版Wikipediaはアルファベットに記号を加えた文字を使ってます。
広東語版Wikipediaもありますし、呉方言版Wikipediaも。呉方言版はzhで始まらないけど、どうしてかな。
中国語の方言レベルでのWikipediaが作成されてるのを見ると、アイヌ語版や琉球語(琉球方言)版はどうなんだろうと思ったら、アイヌ語版についてはアイヌ語版Wikipediaに関する議論 - Metaで議論中でした。母語話者が10人を切り、平均年齢も80歳を超えてるという状態だと、書いてくれる人を探すのも大変だし、そもそも何の文字を使って書くかという問題があるんですね。
マックス
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