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日本人作家によるロマンスレーベルは成り立つか

はてなブックマーク経由で書店員の異常な愛情 - 安全牌で、「ライトノベルは勝敗ついた。これからはロマンス小説だ(大意)」な記事がありました。

ロマンス小説というとハーレクインが代名詞みたいなもんですけど、ソニーマガジンズ(現在はヴィレッジブックス)、扶桑社文庫、二見文庫のほかに、原書房のライムブックス、ランダムハウス講談社、竹書房ラズベリーブックスというあたりが参入してるみたい。全部英米作家の翻訳ものです。

無差別レーベル纏め買い派の数が尋常じゃないこのジャンルの客層、も少し参入が増えてもまだイケるのでは?という気もします。問題は翻訳権獲得なのかな。ここら辺って外人作家ばっかだけど、日本人作家に書かせてはダメなんだろか。少女小説から巧く誘導してファンの裾野を広げるって戦略もアリだと思うが。ってもしかしてヴィレッジブックスの桜井亜美とかはそういう狙いだったりするのか。全然売れてないけどな。

villagebooks edge創刊のときは、たぶんそういう狙いがあるんじゃないかと思ったわけですが、売れてないですか。villagebooks edge公式サイト見てる限りは、日本人作家にロマンス小説書かせる試みは、11月に出たっきり音沙汰ないみたい。

はてなブックマークのコメントにもあるけど、ボーイズラブ読んでる層と被ってる説はありそう。「アラブの王子さまがごく普通の主人公を拉致監禁」系ってのが両方にあるし。それに今もてはやされてるらしいケータイ小説も中身はラブロマンスばかり。

それを単独レーベルとして成り立たせられるかというと、下手するとvillagebooks edgeの二の舞になるわけで。どううまく立ち回るか、かなあ。

ワード

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