先日ITmediaが高まる“掲示板監視”ニーズ ピットクルーに聞くという記事が出たと思ったら、asahi.comはリスク回避にネット監視活況 メールから取り付け騒ぎもという記事。ITmediaはピットクルーを、asahi.comはガーラ、イー・ガーディアンを取り上げてました。こういうことをしている会社が少なくとも3社はあるわけか。
asahi.comの記事はクライアントから見たネット監視という視点の記事で、どうしてなのか、実際にどういう対処をしているかが分かって興味深いです。
佐賀県庁の「危機管理・広報課」の仕事は、毎朝1000件前後届く「書き込み」情報に目を通すことから始まる。
「佐賀」という言葉が含まれる情報で、前夜までの1日に書き込まれたものだ。個人のホームページや「2ちゃんねる」などの掲示板、メールマガジンからニュースサイトまで。ネット上のあらゆる場所から検索され、東京都渋谷区の監視会社「ガーラ」から送られてくる。「佐賀」を含む三つのキーワードを拾い出す契約で月10万円弱。
なんというか、話題性の少ない(失礼)な佐賀県がやっているというのが意外。いや、話題性のある官公庁も依頼してるのかもしれないけど、取材に応じたのが佐賀県ということなのかな。
それにしてもお礼メールに訂正依頼メール、いじめ情報の通報など、なんだかご苦労様というかそんなことしてる暇があったら他にやることあるだろというか。
「佐賀」をわざわざ入れてS/N比を下げる行為がしばらくはやりそうな気がします。
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