日曜日なので読了報告です。
ライトノベルは3冊。B's-LOG文庫1冊、富士見ミステリー文庫1冊、富士見ファンタジア文庫1冊です。
金の王子と金の姫 ~神の眠る国の物語~
平和な王宮が一気に敵に襲われ、なんとか脱出したが双子の妹姫だけはぐれてしまい、しかも妹姫は「神」を宿す羽目に。なんとか別の国に逃れて男装し騎士として仕えることになったが……恋愛模様の混乱ぶりと、国を滅ぼした敵との今後を楽しむべきかなあ。
hReview by Stella , 2006/10/29
- 金の王子と金の姫 ~神の眠る国の物語~
- 剛 しいら 佐倉 汐
- エンターブレイン 2006-10-14
星屑エンプレス〈2〉 きりきりなぼくの日常
前巻冒頭でサイボーグしかも銀河帝国最高レベルの技術を駆使したものになってしまって「帝国の備品」になってしまった主人公、片思いの相手が捜査研修中に重傷を負ったのに見舞いに行くことすらできず、ナオシスタ皇女(サイボーグになった原因)に泣きついたことで起きる一騒動。ナオシスタ皇女が肉体年齢10歳な理由が後付で出てくる感じがするのが気に入らないけど、バラエティに富んだ異星人たちと変なSFギミックは相変わらず。六曜博士の暴走度アップ。ナオシスタ皇女がまともに見えるようになってしまいました。
hReview by Stella , 2006/10/29
- きりきりなぼくの日常―星屑エンプレス〈2〉
- 小林 めぐみ
- 富士見書房 2006-10
抗いし者たちの系譜 虚構の勇者
コンゲーム再び。積読状態になってたのですが、読み始めたら止められませんでした。「かつての勇者は魔王となった。ならば現魔王を倒す勇者が存在するはず」という書簡が有力者に出回ったことをきっかけに起こる策謀劇。主人公サラはわりと脇に追いやられ、スキピオとラジャスが振り回されてる様がよい。そしてナナはどんどん謎が深まってます。本人気付いてないし、気付かせないようにしてるけど、ラジャスは実はアドバンテージ持ってる。それに気がついてしまったらどうなるんだろうねえ。それは最終巻用のネタか。
hReview by Stella , 2006/10/29
- 抗いし者たちの系譜 虚構の勇者
- 三浦 良 KIRIN
- 富士見書房 2006-05-20
新書1冊。講談社現代新書です。
教育と国家
「保守派」な人たちがいかに欺瞞に満ちたことを言ってるかを指摘してます。指摘している点はそれなりに納得できるんだけど、どうして私は「なんか違うんだよなあ」と思ってしまうんだろう。第一章で指摘されている「メディア環境によって問い直されている近代の学校制度」を突っ込んで追求してほしかった。この本とは関係ないけど、日本の伝統文化たる「本歌取り」を、どうすれば大切にできるようになるんだろう。
hReview by Stella , 2006/10/29
- 教育と国家
- 高橋 哲哉
- 講談社 2004-10-19
単行本フィクション1冊。
トワイライト〈1〉愛した人はヴァンパイア
原作を3分冊した1巻目。主人公ベラは母親の再婚をきっかけに南部フェニックスから西海岸北部シアトル近くのフォークスという町に引っ越す。転校先には他の人と異彩を放つ5人のグループがいて、そのうちの一人エドワードは「近づくな」と言いつつベラの危機にを助ける……サブタイトルの件は未確定でもってネタバレなんだがいいのか?
hReview by Stella , 2006/10/29
- トワイライト〈1〉愛した人はヴァンパイア
- ステファニー メイヤー Stephenie Meyer 小原 亜美
- ソニーマガジンズ 2005-08
単行本ノンフィクション3冊。
高学歴ノーリターン
相変わらず光文社ペーパーバックスは読み辛い。余計な英単語要らないよ。内容は「無理に頑張って一流大学に行っても、最初からハイソサエティな人や起業や投資で賭けに勝った人には及ばない」というもの。わかってる人は多いけど、でも「受験競争」に脱落するわけにはいかない、って状況なのかなあ。著者が出会った東大卒キャリア組の例は、著者の東大コンプレックスが垣間見えて楽しい。
hReview by Stella , 2006/10/29
- 高学歴ノーリターン The School Record Dose Not Pay
- 中野 雅至
- 光文社 2005-11-22
イエスの王朝 一族の秘められた歴史
イエスの行動はローマやハスモン朝支配からの脱却を目指すユダヤ改革運動という視点で読んだイエス論。参照資料一覧がなかったり推論に推論を重ねる部分があったりと学術書としては薦められないですけど、ネタとしてはなかなか面白いです。
hReview by Stella , 2006/10/29
- イエスの王朝 一族の秘められた歴史
- ジェイムズ・D・テイバー 伏見 威蕃 黒川 由美
- ソフトバンククリエイティブ 2006-05-20
家族力 「いい親」が子どもをダメにする
他人の専門家なんかに相談せずに、自分の親などの経験者に相談しなさい、というのが冒頭。それで終わってもいいけど、実態として「自分の親」がすでに専門家に頼った世代なんだよね。「子育ての本当の目的は、子どもを大人に育て上げること」「信頼関係を結ぶことではなくリーダーシップ」あたりは蒙を啓かれた感じ。あと、学校に対してごねる日本の親の話を時々聞きますが、この本の終わりのほうに同様にごねる困った親の話があって、アメリカも同じなのかねえ、と思いました。
hReview by Stella , 2006/10/29
- 家族力―「いい親」が子どもをダメにする
- ジョン ロズモンド John Rosemond 大沢 章子
- 主婦の友社 2006-08
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