日曜日なので読了報告です。
ライトノベルは2冊。すべてコバルト文庫。
マリア様がみてる くもりガラスの向こう側
扱う時間的には『未来の白地図』直後から正月三箇日にかけて。繋ぎの巻にしか見えないなあ。「引き伸ばし」っていわれるのも仕方がないと思う。悩む祐巳の心の動きと、それをそっと支える祥子や友人たちの絆は丁寧に描かれてますけどね。
hReview by Stella , 2006/09/17
- マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側
- 今野 緒雪
- 集英社 2006-03-31
月色光珠 黒士は白花を捧ぐ
唐の長安を舞台に、北方に左遷された没落名家の娘が双子の弟の科挙受験で長安に向かい、偶然助けた黒衣の青年に魅かれて彼の「仕事」を助ける、という話。この作品でデビューした新人。面白くないわけじゃないんだけど、なんだか首をひねる展開。もう少しなんとかならんかったかあ。
hReview by Stella , 2006/09/17
- 月色光珠―黒士は白花を捧ぐ
- 岡篠 名桜
- 集英社 2006-03-31
新書は2冊。
行動経済学 経済は「感情」で動いている
久しぶりに新書で濃い内容の本を読んだなあ。その分難解だし、文章ばかりの説明でうんざりもした。とはいっても心理学や人工知能学にも通じる「行動経済学」、ひいては経済というものを知るにはたぶん重要なんでしょう。
hReview by Stella , 2006/09/17
- 行動経済学 経済は「感情」で動いている
- 友野 典男
- 光文社 2006-05-17
セレブの現代史
「セレブ」と呼ばれる人たちがなぜ生まれて、どういう風に消費されてるか、という面をややワイドショー風に書いてます。宗教がらみを避けてるようなのがちょっと難。
hReview by Stella , 2006/09/17
- セレブの現代史
- 海野 弘
- 文藝春秋 2006-04
ハードカバーは1冊。
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