今月は更新できなかったのでまとめて読了報告。こどものための本と、料理・手芸本は入れてません。
ライトノベルは5冊。角川ビーンズ文庫3冊、講談社X文庫ホワイトハート2冊。
スカーレット・クロス 月の下に咲く花
最終巻が近い「スカーレット・クロス」の短編集。多くは「ザ・ビーンズ」に掲載されてたものです。作中時間はばらばらですが、すべて第一部(『隠されし月の誓約』まで)の範囲で収まってます。少なくとも第一部は読んでる人向け。ちなみにイラストの立ち姿の女性はツキシロの昼フォーム(左)と夜フォーム(右)です。
hReview by Stella , 2006/08/27
- スカーレット・クロス 月の下に咲く花
- 瑞山 いつき
- 角川書店 2006-07-29
吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚
シリーズ2巻目。別れがあったり、出会いがあったり。とんでもなく強力な幻獣と契約したことによる戸惑いや不安、そしてアリア自身にある醜い心を突きつけられる、といった展開。いったいどうなるんだ。
hReview by Stella , 2006/08/27
- 吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚
- 本宮 ことは 池上 紗京
- 講談社 2006-08-02
星宿姫伝 しろがねの鼓動
シリーズ4巻。「斎宮の騎士」の出生の秘密だとか裏で起きる策謀だとか。あと、とうとう告白したのが出てきたなあ。
hReview by Stella , 2006/08/27
- 星宿姫伝 しろがねの鼓動
- 菅沼 理恵 瀬田 ヒナコ
- 角川書店 2006-04-28
星宿姫伝 しろがねの覚醒
シリーズ第5巻。怒涛の展開。洗脳されるのがでてきたり。次でラストらしいけど、あとがき読む限り「しろがね編」がラストってことっぽい。次は「くろがね編」だったりする?
hReview by Stella , 2006/08/27
- 星宿姫伝 しろがねの覚醒
- 菅沼 理恵
- 角川書店 2006-07-29
玄天の花嫁 嬌鳥待望
この人の作品、アンハッピーエンドが多いんで覚悟してたんですが、ハッピーエンドっぽいので一安心。時間的には『雄飛の花嫁 涙珠流転』の次になりますが、これ単体で読めます。
hReview by Stella , 2006/08/27
- 玄天の花嫁 嬌鳥待望
- 森崎 朝香 由羅 カイリ
- 講談社 2006-04-28
ノンフィクション単行本は7冊。
問題な日本語
巷でよく使われる「文法上間違っている日本語」「意味がおかしい慣用句」などについて、ただ「間違ってる」「近頃の若者は」などと言わず、どうして間違ったり誤解するのかまで踏み込んだ解説が多いです。
hReview by Stella , 2006/08/27
- 問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?
- 北原 保雄
- 大修館書店 2004-12
続弾!問題な日本語
『問題な日本語』の続編。「問題な日本語」という言葉のどのあたりが問題なのかはこちらに書かれています。
hReview by Stella , 2006/08/27
- 続弾!問題な日本語―何が気になる?どうして気になる?
- 北原 保雄
- 大修館書店 2005-11
ファンタジーブックガイド
『ドラゴンランス』に関する評で、「ゲームをしない人」の読み方がわかったような気がしました。クロスレビュー方式は評者の思い入れの枠が足りないなあ。
hReview by Stella , 2006/08/27
- ファンタジーブックガイド―次の一冊が決まらない人のための
- ファンタGメン’05
- ブックマン社 2005-07
王たちのセックス
ヨーロッパの王の寵姫をまとめて紹介したもの。モンテスパン夫人やポンパドゥール夫人、デュ・バリー夫人など名前は知っているけどどんな女性でどういう生涯を送ったのかは知らないし、「××夫人」と呼ばれるからには当然夫がいたわけでそういう人はどうなったのかとか、王の正妻である王妃の問題や、王の庶子の話など盛りだくさん。ただ、人別ではなく話題別に分けられているので、「えーっと、アニェス・ソレルってどんな人だったっけ」なんてことが頻繁になってしまいました。
hReview by Stella , 2006/08/27
- 王たちのセックス―王に愛された女たちの歴史
- エレノア ハーマン Eleanor Herman 高木 玲
- ベストセラーズ 2005-06
ライトノベルを書く!
題名どうにかならんかったかなあ。ライトノベル作家のインタビューと、鼎談(これはガガガ文庫公式サイトにあったのと同じみたい)。この本でガガガ文庫の傾向を読み取ることはできませんでした。
hReview by Stella , 2006/08/27
- ライトノベルを書く!―クリエイターが語る創作術
- ガガガ文庫編集部
- 小学館 2006-08
はやわかり!!ライトノベル・ファンタジー
どうやら中高校生に向けて書かれていたようで、対象読者外としてはちと微妙。この本で見る限り、ルルル文庫はビーンズ文庫と同様の傾向になりそうな。
hReview by Stella , 2006/08/27
- はやわかり!!ライトノベル・ファンタジー
- 榎本 秋
- 小学館 2006-08
擬人化たん白書
「各国の擬人化動向」というのは激しく蛇足だったけど、萌え擬人化資料としては秀逸。難点をいえば商品の擬人化が(大人の事情によるとはいえ)さらりと流されてしまってるところ。
hReview by Stella , 2006/08/27
- 擬人化たん白書
- アスペクト
- アスペクト 2006-08-08
新書は4冊。文春新書2冊、ソフトバンク新書1冊、光文社新書1冊。
徳川将軍家の結婚
江戸幕府の将軍の正室選びから見る江戸時代。大奥というと寵愛された側室や将軍の生母ばかりがクローズアップされがちだけど、「正室選び」という半ば政治的なものから見えるものというのも重要なんですね。六代将軍家宣の正室天英院の重要性はただ八代将軍に紀伊藩主の吉宗を推したというだけのものではなかったことをはじめて知りました。
hReview by Stella , 2006/08/27
- 徳川将軍家の結婚
- 山本 博文
- 文藝春秋 2005-12
あの戦争になぜ負けたのか
半藤さんと保坂さんはそんなに「海軍メイドさん事件」が気になるのか、じゃなくて。「大東亜戦争」からまだ100年満たないというのに、こんなにもわかってないことが多いのか。コミンテルンの影響だとか、ゾルゲ三重スパイ・四重スパイ説だとか。日本は末端の兵まで天下国家を語るのに、それを現実にどうするかという部分が欠けていたという話は、そういう状況は今でも変わらないのかと思った。
hReview by Stella , 2006/08/27
- あの戦争になぜ負けたのか
- 半藤 一利 中西 輝政 福田 和也
- 文藝春秋 2006-05
Web2.0でビジネスが変わる
「Web2.0とはなにか」を利用者の立場から書いてます。技術の話はいっさいなし。旧来からのビジネス慣行とどういう齟齬がでているのかまできちんと。ただ、「ではどう変えていくべきか」までは踏み込んでないのかな。
hReview by Stella , 2006/08/27
- Web2.0でビジネスが変わる
- 神田 敏晶
- ソフトバンククリエイティブ 2006-06-16
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