今週の読了報告です。あんまり読めてない。
ライトノベルは1冊。小説そのものが1冊しか読めなかったです。
MF文庫J『銃姫〈7〉No more Rain』
佳境に入ってまいりました。とはいえ、謎はまだ大量に積み残してます。表紙の偽ナースと偽メイドはそれほど重要な役ではありません。けど、なんだか今までに出てきた人が再登場してるような、物語の終焉に向けて集まってきてるような。あと2巻の予定だそうです。
hReview by Stella , 2006/07/02
- 銃姫〈7〉No more Rain
- 高殿 円
- メディアファクトリー 2006-06
新書3冊。うち2冊が新潮新書でした。
新潮新書『自爆テロリストの正体』
最後の最後で楽観論になってるのが難点ですが、欧州でテロリストとして活動する者の「貧困と差別でテロに走る」という類型が間違ってる、というのを取材で明らかにしてます。普通の人というよりどっちかというとエリートよりの人。そこまでは報道に注意してれば気がつくことでしょうけど、著者はさらに踏み込んでカルト教団や悪徳商法との類似性を指摘してるのが目から鱗ものです。
hReview by Stella , 2006/07/02
- 自爆テロリストの正体
- 国末 憲人
- 新潮社 2005-12-15
中公新書『イギリス式結婚狂騒曲』
スコットランドにあるグレトナ・グリーンは、イングランドの厳しい結婚制度では結婚できない男女が、それよりもゆるいスコットランドに逃れて結婚しようということで一種聖地みたいな状態になってるんですけど、その「駆け落ち婚」が一種狂乱みたいな状態になってしまったことに関する考察書。結婚産業の地になってしまったグレトナ・グリーンだとか、文学作品における「駆け落ち婚」、そして現在のグレトナ・グリーンを訪れて結婚しようとする人はどういう人なのか、というあたり興味深い記述の数々です。
hReview by Stella , 2006/07/02
- イギリス式結婚狂騒曲―駆け落ちは馬車に乗って
- 岩田 託子
- 中央公論新社 2002-04
ソフトカバー実用書は2冊。
音楽之友社『「ピアノ力」をつける!』
「ピアノ弾きたいけど」という人、ピアノレッスンに行き詰った大人の人向けの、心構えに関する本です。教本とは違いますし、教本選びについてはほとんど触れられてません。
hReview by Stella , 2006/07/02
- 「ピアノ力」をつける!―これなら弾ける、かならず続く
- 角 聖子
- 音楽之友社 2005-03
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