Sankei Webによると、イラク元大統領サダム・フセインがイラク戦争前に執筆し、一時はヨルダンで発行されたものの「イラク現政府との関係に悪影響を及ぼす」との理由で発禁となった小説『悪魔のダンス』が徳間書店から翻訳出版することになりました。他の国で翻訳版が出たという話もないらしい。出版元の徳間書店は「世界初の刊行」としている
けど、 こういうのがどうどうと発行されるって、日本は平和なのか、イラクが遠いのか。
内容は1500年前のユーフラテス川沿いの町が舞台で、他民族の侵略を抵抗の末に打ち負かすというもののよう。どう考えてもイラク戦争を念頭に書いたとしか思えない。
以前にもサダム・フセインが書いた小説が翻訳出版されたんですが、そちらはフランス語訳を翻訳したもの。今回の『悪魔のダンス』はアラビア語から直接訳してます。
発売日は5月19日。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』祭りの直後です。bk1、 セブンアンドワイで予約開始しています。
徳間書店 (2006/05/16)
Amazon.co.jpでは5月16日発売になってるなあ。
で、以前に翻訳出版されたサダム・フセインの小説『王様と愛人』はこれ。
ブックマン社 (2004/07/24)
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asahi.comに内容紹介の記事がありました。
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